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じいやんの日記

寝たきり老人 

2014年09月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:日記

寝たきり老人と言われると何か屈辱的な感じがします。
何歳から老人かと言う論議もありますが、高齢になってから病気になったり、加齢による身体的不具合が発生し、病院に厄介になると、家族にも負担がかかるし、本人も苦痛になる場合が多い。
日本に医療方針?や家族の気持ちを考えて出来るだけ延命処置をします。
実は平均寿命が伸びたのは乳幼児の死亡率が低くなったのが主な原因ですが、確かに医療技術が発達した事と、少しきつい言い方ですが、寝たきり老人が増えているのも事実です。
国によっては、高齢になり、食事も自力で取れないし機会に補助が無いと呼吸や心臓が機能しない場合は、治療しない国もあります。
「ゆりかごから墓場まで」のスローガンで福祉国家の象徴のようなスエーデンでも、孤独死はあるし、出来るだけ働くような指導を行いながら、医療においては、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識して、そのような治療はしません。
結果的に、お腹に穴よ開けて、点滴に繋がれたようなことも無く、死を迎える事になり、「寝たきり老人」はほとんどいません。
なにが良いのかは、倫理の問題なのではっきりは言えませんが、個人の希望が叶うなら、このような選択をしたくない。
「ぽっくり教」ではありませんが、寝たきりを希望する人はいないはずでしょうが、そうは言っても、生きる事を最優先にする方がいるのも事実です。

スエーデンを筆頭に欧米の様な医療方針が良いのか、日本が良いのかは、わかりません。
しかし、全く、ものも言えず、関節も固まって寝返りすら打てない、そして、胃ろうを外さないように両手を拘束されている高齢の認知症患者を目の前にすると、人間の尊厳について考えざるを得ません。

家内と私は「将来、原因がなんであれ、終末期になり、口から食べられなくなったとき、胃ろうを含む人工栄養などの延命処置は一切希望しない」を書面にして、かつ、子供達にも、その旨しっかり伝えています。
しっかり自分の意志を伝えたいもんです。
前向きに、しっかり生きるための決意です。



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そのなんですね

じいやんさん

誰も希望通りの寿命を迎えることは難しいのでしょうね。

生きるのも辛い死ぬのも辛い!
せめて・・・なんて都合が良すぎますかね?

2014/09/06 20:49:12

小脳変性症

さん

私の妻の母親はオリーブ橋小脳萎縮症という病気で約7年間寝たきりでした。
食べることはもちろん、しゃべることもできません。
体も足も手も曲がって、手の爪が手の甲に食い込むような状態でした。
しかし、残酷なことに、この病気は大脳がしっかりしているので、意識は明瞭なのです。
本人は何かを訴えようとしてしょっちゅう涙を流していました。
胃瘻と導尿管に繋がれて、それは、辛かっただろうと思いますが、何やら後半は悟りを開いているような感じでした。
人生とは残酷です。
そんな最期もあるのです。

2014/09/06 18:41:28

海外との違い

さん

海外とは「差」というのか「違い」と言うのか。
病室内の風景、ベッドも大きな違いありますね。
水平に寝かせたままの日本、上体起こした西欧。
この違いは何なのでしょう。

2014/09/06 13:29:42

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