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「わりなき恋」と「下流の宴」 

2014年03月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

昨日、やっと読み終えた。

林真理子さんの小説
「下流の宴」は426頁と長編の
分厚い本である。
(『毎日新聞』朝刊に2009年3月1日
〜12 月31日まで連載された)

子育て半ばの40代専業主婦を
軸にした小説であるが、夫婦、
恋人同士、親子関係とその関係性も
興味深く読ませてくれたと思う。

秋桜さんが読んでみたいと
思わせてくれる感想を
Blog UPされていて、手にした
一冊であるが、TVでも黒木ひとみさん
主演で放送もあったらしいし、
内容、感想については秋桜さんの
3月3日Blogを(だったと思う)
訪問されたら良いと思う。

私的に一言でいうなら、
スッキリ感と気の重さを同時に
感じさせられ、現代社会の断面を
突いた(意地悪く見ると「狙った!?」)
という内容かと見えなくもなく…。
でも、面白かった。

分厚い本を読み終えた後は
仕事を終えたような疲労感と達成感を
残し、同時に肩のコリも残していく。
でも、何でも残してくれるものは
良しと思う。
映画もそうだけど、時々、
‘あぁ〜、くだらない!’と
口をついて出てくるのもあり
腹が立つ作品はキライ。

そこでふぅと、岸恵子さんが
女性作家として書かれた
「わりなき恋」を思いだした。

「わりなき恋」と「下流の宴」は
色々な面で対極にある小説だと思った。

差ほどの読書好きではない私ではあるが
独断と偏見で色々比較検討してみたく
なった。

岸恵子の「わりなき恋」は…

【人間や老い】を考える、それこそ
テキストブックと言えるのかも!?
特にシニア世代の男性にこそ
読んでほしい一冊。
後半からのくだりが良い。

‘父親は家に帰りなさい’という
想いで姿を消す。

フランス映画を観ているように
これで終わるの〜と思わす終わり方。
でも、分かる人にはわかる。

さすが岸恵子さんが80歳を前にして
書かれた長編小説。
実体験を踏まえてか否かは定かでは
無いという…(どうでもいい)

70歳女性と63歳の男性との
偶然の出会い、そして恋、、、。

片や、「下流の宴」は私の子育て時代も
友人の中に確実にいた40歳代半ばの
専業主婦がモデル。
歳を重ねても、また仮に血迷って
恋をしても、絶対「わりなき恋」の
主人公のような終わらせ方は
出来ないだろうと。。。

このお二人は今や著名な女性作家として、
同じ娘を持つ母親として、見比べて
みるのも面白いなと。

人の性格や生き方の違いって、
結局、結末をみるまで分からないと
いう事か。



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秋桜さん

彩々さん

コメント寄せていただき、ありがとう!
秋桜さんからの縁で手にした林真理子さんの一冊だったので、秋桜さんのコメント
待ってましたのよ。

「わりなき恋」も是非読んで
みてください。
素敵に華麗に生きてきた一人の女性が
歳を重ねて出逢った最後の恋を通し、
人として重みと輝きを増したのだろうと
思わせる。

彩々は、読後の感想も何気に勇気を与えて
もらったと思いました。

2014/03/16 05:36:55

遅ればせながら・・・

秋桜さん

こんばんは〜
岸恵子さんの本と林真理子の著作

完読されたのですね。
ふふ、おつかれさま。

岸恵子の「わりなき恋」読んでみたくなります。
彼女はおしゃれでインテリジェンスがあり
お歳を召しても憧れです^^

林真理子も最近少し大人になったような。
そしてきれいになりましたね。
相変わらずミーハー的なところが
大ですけれど。

二つの著書をうまく表現されていますね。
さすがです。

2014/03/15 20:41:31

tokichanさんへ

彩々さん

私にとってtokichanさんは憧れの
存在なんですよ!
コメント、嬉しく拝見しました。

岸恵子さんも今は80歳を超えられて
いると思います。
本にはPCは苦手だと書いていましたが
素敵な生き方は学べるところが多い
女性ですよね。

tokichanさんのようにも、素敵なシニアを
目指す勇気がもらえそうです。

2014/03/12 15:00:46

岸恵子さん

tokichanさん

岸恵子さん、本当に美しい方ですね。大変な勉強家で語学も達者、何にでも積極的な方だったように思います。ジープまで運転されるとか。まさに、脱帽です。

近所の図書館でその本を
探してみたいです。

2014/03/12 14:50:46

これからの生き方につながるかな?

彩々さん

SOYOさん、「わりなき恋」は
これから巡ってくる年代の女性として
参考になる点があったので、お奨め
かと思うよ。

一年前に読んだときはこの年下の
エリートビジネスマンを誰にモデルに
しているかなんて思わずに読んだけど、
「わりなき恋」でネット検索すると
写真入り、実名、会社名まで掲載されているのビックリですねぇ!

有名人じゃなくて良かった、なんちって!?(笑)

同じ女性として年の積み方、生き方の
参考になる読み物でしたよ。

2014/03/12 14:50:10

偶には恋愛ものも読んでみようか?

さん

私は日常的に読書は好きでよく読む方だけど最近は推理小説と、江戸の庶民の生活を描いた作品ばかりで現実味があまりないわね。

林真理子さんの作品はずっと昔に何作か読んだけれど、何となく好きじゃなかったので以来読んでいないわ。

岸恵子さんはフランスに長くいらしたから終わり方もフランス風?
結論を書かずに読者の想像に任せるの?
彼女、素敵ね。
もうかなりのお年だけれど、いつまでも女性を感じるし綺麗だわ。

今は尼さんモードの私だけど恋そのものは素敵だと思うわ。
打算が絡まない純粋な想いだけならね。
しかし70歳で年下の男性との恋、凄いパワーだわ。
読んでみようかしら?

2014/03/12 13:22:58

こんにちわ〜

彩々さん

吾喰楽さん、今日は風が強いですが
すごく暖かいですね。
そろそろ植木の(うちは鉢植え)手入れを
したいのですが、花粉が恐いので
風のない日を狙いたいと思って
昨日に引き続き、じっとしていようと。

吾喰楽さんも昨日は読書日でしたか!?
少々重たい題材の様ですが、
是非、「江分利満家の崩壊」の感想を
教えてください。
また、読みたくなってしまうかも
しれないかも!?

2014/03/12 13:09:36

読書

吾喰楽さん

こんにちは!

偶然ですね。
吾喰楽も、昨日、久しぶりに少し長い本を読み終えたところです。

「江分利満家の崩壊」という、親と死に別れた経緯を、一人息子が書いた本です。
本の世界に入り込むのに時間を要しただけに、読み終えた達成があります。

2014/03/12 12:08:18

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