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 先手必勝!!。羽生結弦選手、金メダル獲得、おめでとう!! 

2014年02月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

ソチ五輪が佳境を迎え、津軽のシニアブロガーは大忙しである。ソチ五輪における日本選手の活躍の動向を分析し、あれやこれや考察し、そのうえで応援することにしている。そうすることで、ソチ五輪の観戦が格段に面白い。

 日本時間2月15日の午前零時過ぎ、フィギュアスケート男子シングルのフリーが始まる直前に、ソチ五輪フィギュア男子フリー・「運命の一戦、先手必勝!!」と題して、ブログ記事を書いた。全世界注目の運命の一戦だから、力が入る。

 フィギュアスケートは、相手との勝負であることはもちろんだが、競技者自身の自分との闘いが大きな要素を占めるスポーツ種目である。

 そして、練習でできることを本番でできなければ、負ける。練習で高確率ではできないことを本番でできれば、勝つチャンスが出てくる。

 この点について、オリンピックのフィギュアスケートのシングルを例にして、考えてみる。設定場面は、ショートプログラム(SP)を終えて、フリーで決着をつける局面だ。

 優勝争いだから、ライバルの演技者Aと演技者Bは、前提として、どちらも練習で高確率でできる。

 考えられるパターンは、二つある。滑走順は、演技者A、演技者Bの順とする。

? 相手選手の出来具合を目の当たりにし、「ここで決めれば勝てる」などと思い込んで、力が入った瞬間、できない。

 演技者Aの出来が悪い場合、えてして演技者Bは、「ここで決めれば勝てる」と思い込む。で、力が入った瞬間、できない。

 演技者Aの出来が良い場合、演技者Bは、当然、「ここで決めなきゃ勝てない」と思い込む。で、力が入った瞬間、できない。

? 練習で高確率でできるのに、本番で急にできるかどうか不安になって、できない。

 演技者Aは、演技者Bの前に演技するのだから、余計なことを考えずに、自分の演技に集中すれば、できる。

 だが、「人間は一本の葦であり、自然のうちでもっとも弱いものにすぎない。しかし、それは考える葦である」。人間だから、余計なことを考えることだって、あり得る。

 フィギュアスケートの場合、グループごとに、演技開始前の6分間練習がある。これが曲者だ。演技者Aのメンタル状態によっては、演技者Bがえらく自信満々に見える。
 「相手は相当やりそうだ」と思い込む。そして、「それに対して自分はどうかな」と感じた瞬間、本番で急にできるかどうか不安になって、できない。

 ?と?のパターンのどちらが確率的に高いか。そう、諸兄諸姉のお見込みのとおり、?のパターンの方が起こる確率が高い。

 だから、先に演技する演技者Aの方が有利である。すなわち、フィギュアスケートでは、先手必勝なのだ。

 最近、羽生結弦選手は、カナダのチャン選手との3回勝負で、先に演技した1回で勝利、後で演技した2回で勝利。つまり、先でも後でも、3戦全勝だ。

 だからといって、どっちでも勝つからいいだろう、ではない。羽生選手が3回のうち唯一ジャンプを失敗したのが、後で演技した、昨年12月上旬開催のグランプリファイナルのフリーなのだ。

したがって、フィギュアスケートでは、先手必勝である。

 日本時間2月15日の午前零時過ぎ、フィギュアスケート男子シングルのフリーが始まる。

 滑走順は、18番目が町田樹選手、19番目がスペインのフェルナンデス選手、20番目が高橋大輔選手、21番目が羽生結弦選手、22番目がチャン選手だ。

 先手必勝、願ってもなしだ。


男子シングルのフリーの戦いが進行し、最後に滑走する6人の演技開始前の6分間練習が始まる。

 羽生結弦選手は、落ち着いた様子だが、明らかに緊張している。ジャンプの練習をキリキリと決める感じではない。

 一方のチャン選手。ジャンプが上手くいかない感じだ。

 最終グループのフリー演技が進み、いよいよ全体の21番目で羽生選手の番だ。

 演技開始。冒頭の4回転サルコウ、いきなり失敗。次の4回転トーループは成功。続くトリプルルッツは、またも失敗。
観ている方としては、オイオイだ。羽生選手は、硬くなっている。
 次の3回転ー3回転は成功。以下、ジャンプやステップが続き、無難にまとめてはいく。

 しかし、今日の羽生選手は、躍動感がない、キレがない。そして、演技終了。完全に疲れきった表情だ。19歳の若者がどうしたのだ。

最近の羽生選手の演技の中では、最も出来が悪い。羽生選手が余計なことを考えて演技に集中できないはずはない。
しかし、オリンピックの夢舞台だ。演技開始前の6分間練習で、オリンピックの重圧を感じてしまったのだろう。
無理もない。19歳にして、初のオリンピックだもの。

 結果、羽生選手は、178.64点、合計で280.09点で、ここまでで1位。しかし、羽生選手にしては、得点が伸びない。ヤバイ。不安が頭をよぎる。

 続く22番目がチャン選手。チャン選手は、羽生選手の演技を見ていない。が、観衆の歓声度合で、出来が悪いのは分かる。

 演技者Aの出来が悪い場合、えてして、その後の演技者Bは、「ここで決めれば勝てる」と思い込む。で、力が入った瞬間、できない。 となるはずだ。

 しかし、チャン選手の演技冒頭。4回転ー3回転成功。アレッ、筋書き通りでない。だが、ここで泡食ってはならない。
4回転ー3回転成功で、チャン選手は、最初に「ここで決めれば勝てる」と思い込んだのに輪を掛けて、「いける、いける」と思ってしまう。

 その瞬間だ。4回転トーループは失敗。「まさか」。続くトリプルアクセルも失敗。そのあとのジャンプも中途半端。

 その後の3回転ー3回転は持ち直す。続くステップは順調。

 そして、最後のジャンプ。これは失敗。

 チャン選手は、疲れきった印象だ。

 結果、チャン選手は、178.10点、合計で275.62点で、2位。

 
 ソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルのフリー。羽生結弦選手とチャン選手の戦いに、極限の緊張感の中における重圧の凄まじさをみる。それは、恐ろしいまでに凄まじい。

 羽生結弦選手とチャン選手の両者の奮闘に、私たちは、スタンディングオベーションをしなければならない。

 そして、羽生結弦選手、金メダル獲得、おめでとう!!

やはり、「運命の一戦、先手必勝!!」だ。津軽のシニアブロガーには、それも嬉しい。


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