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人生日々挑戦
「高梨沙羅選手、ご苦労様でした!!」
2014年02月12日
テーマ:人生
日本人の一人として、日本の国力復活を目指すとき、日本人の快挙を見聞きすると、嬉しくなる。
去る2月2日、「若手バレエ登竜門 日本人1位2位独占」のタイトルで日本人の快挙がニュースとなり、日本中を駆け巡った。
若手バレエダンサーの登竜門として知られるスイスのローザンヌ国際バレエコンクールの最終審査。長野県の男子高校生が優勝したほか、2位と6位も日本人が受賞し、入賞者の半数を日本人が占める快挙となった。
1位は長野県松本市の松本第一高校2年の二山治雄さん(17)、2位は横浜市青葉区の横浜翠陵高校1年の前田紗江さん(15)、6位はモナコ在住の加藤三希央さん(18)。
冬季五輪の各種目では、8位までが入賞であるが、今回のローザンヌ国際バレエコンクールでの日本人の快挙は、オリンピックで、金メダル、銀メダル及び6位入賞を勝ち取ったようなものだ。
すごいじゃないか、日本人の若者!
音楽や舞踊などの芸術面のみならず、2020年東京オリンピックの成功に向け、スポーツ面でも、日本人の若者の快挙が続くことが期待される。
これまで冬季五輪で日本が獲得したメダル数は、1998年長野五輪の金5、銀1、銅4の計10個が最多である。
今回のソチ五輪では、橋本聖子日本選手団長は、「長野を上回るメダル数」を目標に掲げる。しかし、その割には、ソチ五輪が2月7日から始まって5日目の2月11日現在、日本の成績は、パッとしない。
これまで、モーグル女子で上村愛子選手が4位入賞、ジャンプ男子のノーマルヒルで葛西紀明選手が8位入賞、スピードスケート男子500mで加藤条治選手が5位入賞、長島圭一郎選手が6位入賞のみ。
オリンピックの歴史を振り返ると、日本は、序盤の早い時期にメダルを獲得すれば、チーム日本の全体が活気づき、その勢いで好成績を挙げるパターンとなる。
しかし、ソチ五輪は、今のところ、好成績パターンには至っていない。
そんな状態で、現地時間の2月11日、ジャンプ女子のノーマルヒルが行われる。高梨沙羅選手に日本国民全体からの金メダル獲得の期待がかかる。
本当は、ここまでに、誰かがメダルを獲っていて、いいムードで高梨選手のジャンプを迎えるという形がほしかった。
ジャンプ女子の高梨沙羅選手、1996年(平成8年)10月生まれの17歳。高梨選手は、身長が152cmと小柄で、とても可愛い。出身地の北海道弁での「なまらめんこい」という表現がぴったりだ。
これまで、高梨選手は、ジャンプW杯で、通算、歴代最多の18勝を挙げている。ジャンプW杯の女子は、2011-2012年シーズンから始まり、女子のジャンプは、ソチ五輪で新たな種目として採用された。
なんぼ高梨選手の力量が抜きん出ているといったって、弱冠17歳だ。
身長が152cmの「なまらめんこい」高梨選手一人に日本国民全体からの金メダル獲得の期待がかかるのだ。その重圧たるや、想像を絶するだろう。と、津軽のシニアブロガーは思ってしまう。
だからこそ、そのプレッシャーをできるだけ緩和するためにも、日本選手のメダル獲得が実現済みでありたかった。
でも、と一方では考える。高梨沙羅選手は、弱冠17歳だからこそ、やってくれるのではないか。怖いもの知らずの若さで、一気にオリンピック初代女王にまでいってしまう。
あと9時間後、運命の、文字通り運命の、ジャンプ女子のノーマルヒルが始まる。
津軽のシニアブロガーは、ひたすら天の神様に祈りながら、開始を待つ。
日本時間2月12日、午前2時半過ぎ、ジャンプ女子のノーマルヒルの1回目が始まる。テレビの実況中継の解説者は、あの原田雅彦さんだ。原田さん曰く。「いよいよ始まりますね。ドキドキしてきましたね」
1回目の結果、高梨沙羅選手は、100mを飛び、124.1点で3位。1位は、ドイツのカリナ・フォクト選手が103mの126.8点。2位は、フランスのコリン・マテル選手が99.5mの125.7点だ。
3位の高梨選手と1位のフォクト選手との差は、わずか2.7点差。僅差の戦いだ。2回目に、高梨選手は確実に逆転してくれる。頑張れ、高梨選手!!
運命の2回目が始まる。
高梨選手が飛ぶ。しかし、距離が伸びない。98.5m。あと二人を残して、2位。
結果は、高梨選手は、4位。メダルに届かなかった。
これがオリンピックの厳しさ、難しさなのだろう。
身長が152cmの「なまらめんこい」高梨選手一人に日本国民全体からの金メダル獲得の期待がかかってしまったのだ。やはり、その重圧たるや、想像を絶するものだったのだろう。
でも、高梨沙羅選手は、よくやってくれた。4位入賞は立派なものだ。まだ、17歳だし、これからだよ。
モーグル女子の上村愛子選手は、今から16年前の1998年長野オリンピックで、18歳で初出場し、7位入賞だった。高梨選手は、それを上回っているのだもの。大したものだよ。
高梨沙羅選手、ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。4年後を楽しみにして、これからも応援するよ。
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本当に
ここまでに誰かメダルを取っていれば違ったのかもしれませんね。
そのプレッシャーをインタビューでは“感謝の気持ち”に変えようと一生懸命だったようにみえましたが、やはり17歳の真面目な彼女には重過ぎたのかもしれませんね。
ハーフパイプで若者二人がメダル取りましたが、インタビューでは緊張することなく楽しんだと笑顔で答えていたのが印象的でした。
2014/02/12 08:17:33