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尺八と横笛吹きの独り言

いよいよ三曲(琴・尺八・三味線)も動き始めた。 

2014年01月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●地域の集会所で自己練習。 
2月9日(日)の都知事選挙の日が三曲の弾き初め会だ。(ちょいと弾き初めして、ちょいと一杯やるですよ)

主な課題曲「春の海」「ままの川」「比良」「まりと殿様」など。
尺八と絃方が10数名集まり恒例の弾き初め会だ。
 練習せにゃ・・・・午後2時から午後5時までおよそ3時間吹き続けた。
気晴らしに篠笛9本で「会津磐梯山」と「佐渡おけさ」を吹いてみた。
 音響効果がいい会議室。ストーブをつけていただいて、快適でした。
            
 
●「春の海」・・・・永遠の課題曲。
若師匠(尺八)とその奥様(箏)の合奏を音源に4〜5回合わせてみました。
何度吹いてもむずかしい。これは音符を数えてはいけない。フィーリングで体に覚えさせないといけない。呼吸がうまくつかめるようになるには100回吹いて、30点だろう。今は20点段階です。とてもとても人様に聞かせるようなものでない。
山中湖の合宿でも1面1管でやりましたが途中で合わなくギブアップ。
ピの音が高くなる嫌いがある。
 みなんさん知っていて・・・・あまりにの有名なので人様のまえで吹くには相当な自信がないとやらない曲。みなさん避ける曲ですね。
ユーチューブでは星田一山・永廣孝山・石倉光山の各先生が吹かれている。いづれも名演奏。なかでも永廣孝山先生の「春の海」はすごいね。音が大きくどっしり安定している。
 どうしてああうまいのかしら?

 
●「ままの川」・・・・音源は星野一山先生。私にも何とか追えますね。
三絃の音がいいねえ。なんとも掛け合いがいい。

●【ままの川】
地歌・箏曲の曲名。三味線は菊岡検校(1792‐1847),箏は松野検校(1834年登官)作曲による京風手事物。作詞は宮腰夢蝶で,夢蝶の名をよみ込んで,成行きまかせの遊女の恋を歌っている。手事物にしては手事部分が短く,歌の旋律に凝った端歌物的な曲。冒頭の〈夢が浮世か 浮世が夢か 夢てふ里に住みながら〉は義太夫節《壺坂霊験記》の〈沢市内の段〉の初めに用いられている。
【久保田 敏子】 http://kotobank.jp/word/%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%AE%E5%B7%9D
 
●「夢が浮世か浮世が夢か…(この世は夢のようなものであろうか、あるいは夢のようなものがこの世なのか…)」
江戸時代に作られた「ままの川」の歌詞の冒頭はこのような意味の歌詞で始まる。
箏、三弦、尺八の三者によって合奏されるこの曲を、初めて弾いたのは、まだ中学生の頃だった。
 遊女の嘆きが描かれている歌詞の意味がわかるようになったのは、もっとずっと後であった。曲名の「まま」は「ままよ」の意味で、施す手段なく、やけ気味の時に発する嘆声である。 世の中捨て鉢になっている人が多いが、音楽家にとっても、やけになることは1番の禁物である。覚えているはずのメロディを忘れ、音色はあっという間にとげとげしく、痛々しい音に変貌するのだ。
しかも、本人は、かっかきているから、テンポが加速していっていることにも気づかない。 「ええい、ままよ」と思って演奏が爆走したら、次回からの共演者はいなくなるだろう。さて、曲のなかで、「ままよ」と嘆くのは遊郭の女性である。
好きな男の移り気に、「ままよ」となるのである。
歌詞を要約すると、世間では恋愛の自由な遊郭のことを、「夢の世界」というけれど、そこに遊びに来る男たちは平気でよその女の香りを衿や袖口につけてやってくる。 そして素知らぬ顔で、「可愛い、可愛い」と言ってくれるが、それは明け方に鳴くカラスと一緒。それなのに真に受けて、あとで涙にくれてしまう…という具合。
<戸板祥子の筝曲の時間>より抜粋しました。

●【歌詞】
   夢が浮世か 浮世が夢か
   夢てふ廓に 住みながら 人目は恋と 思ひ川
   嘘も情けも ただ口先で 一夜流れの 妹背の川を
   その水くさき 心から
      [手事]
   よその香りの 衿袖口に つけて通へば 何のまあ
   可愛可愛の 鳥の声に 覚めてくやしき ままの川


●「ままの川」の〈夢が浮世か 浮世が夢か〉は壺坂霊験記にも唄われている。
写真は壺坂霊験記(つぼさかれいげんき) 浄瑠璃での場面。
 この物語は、大和壺坂に住む沢市の家の中の壺坂寺の山の場面とに分かれ、『沢市内より山』として二幕演じられますが、今回は山の段を鑑賞して頂きます。沢市とお里夫婦は、仲睦まじく細々と暮らしています。沢市は目が不自由なので三味線の稽古などをして、お里の縫い物などの賃仕事が頼りです。お里は、沢市の目があくようにと壺坂寺へ毎夜、お参りに行っています。それに沢市は疑いを持ち、問い詰めますがお里から事情を聞いて、沢市は貞節な女房を疑い続けた事を詫びます。二人は壺坂寺へ一緒にお参りしようとでかけてます。
壺坂寺への山道。観音堂へつくと、沢市は三日の間断食をすると言いお里は家へ用事を済ましに帰ります。一人残った沢市は、お里があのように願ってもかなわぬ事、目があく望みはないと悲観して谷へ身を投げます。そうとは知らずお里が帰ってきます。見えぬ姿を求め名を呼びますが、断崖の上に残された杖を見つけて狂わんばかり泣き叫びます。しかし、ついにあきらめ同じ断崖から身を投げます。
夜もふけて、気高き観音の姿が崖の上に現れます。観音はふたりの深い信心により命を助け目もあけてやると告げます。
夜が明けた谷間に沢一とお里は起き上がります。ふたりは命が助かり、沢市の目が開いていることに驚き、喜び、そして萬歳(めでたいときの踊り)を舞います。
http://seiwabunraku.hinokuni-net.jp/play/play03/

●大和国壺坂に住む盲目の沢市
女房お里の内職のかせぎに助けられながら、細々と暮らしていました。沢市は近頃お里が毎晩家を空けることに気付いて、お里が不義をはたらいているのではないかと疑いを持っていましたが、実は沢市の目が治るように、壺坂寺に願掛けに行っていたのだと知ります。沢市は貞節な女房を疑ったことを詫び、お里の勧めるままに壺坂寺へお参りすることにしましたが、自分と暮らしていてもお里は幸せにはなれないと絶望し、傍らの谷に身を投げてしまいます。後を追ってお里も身を投げますが、観音様のご利益で二人の命は救われ、沢市の目も見えるようになるのでした。お里の献身的な愛を描いた名作です。http://awajiningyoza.com/ningyoza/gedai/tsubosaka/


 
●マイ運指表
「ままの川」にはレの大メリが多い。派生音でツの全音と同音。
マイ運指表で確認だ。

●まだ「ままの川」のつづきだ。
現代訳にすると、今も昔も男女はいっしょ。
「夢が浮世か浮世が夢か、夢てう廓(さと)に住みながら、人目は恋と思ひ川、嘘も情けもただ口先で、一夜流れの妹背の川を、その水くさき心から、よその香を衿袖口に付けて通へなんのまぁ、可愛い可愛いの烏の声に、覚めてくやしきままの川」
地歌「ままの川」の歌詞です。現代風に訳しますと、
「夢か現か、夢の世界の色里に住みながら、人目に恋だと思わせて、口先だけ一夜のちぎりの仲。…まごころなんか関係なく、よその女の匂いを衿袖口につけて来るなんて。…だのに、可愛い可愛いの言葉にまた騙され、あぁ〜くやしい、これもわたしの定め…」http://hamatidori.cocolog-nifty.com/namihei/2005/12/post_6c7c.html

●菊岡検校という人

菊岡検校 寛政4年(1792年) - 弘化4年11月12日(1847年)
19世紀前半に京都で活躍した盲人音楽家 (地唄三味線演奏家、作曲家)。寛政4年(1792)に生まれ、弘化4年(1847)11月19日歿、享年56才。

盲人としての名乗る名前は楚明一 (そめいち) 。「京流手事物」を更に洗練させ、数多くの名曲を残した。作風は流麗で、長い手事 (器楽部) を持ち、三味線の技巧も凝ったものが多く、また歌にも力の入った曲が多くあり、現代でも好んで演奏される。

地唄三味線の名手であり松浦検校は、先輩に当たる。松浦の「京流手事物」は、後輩にあたる石川勾当や菊岡検校で開花し、菊岡の開拓した芸術は後輩にあたる「夜々の星」「五段砧」で有名な光崎検校らに受け継がれた。

三味線のあまりの難技巧な石川勾当の作品『八重衣』に箏の見事な手付けを行なったことで有名な八重崎検校 (安永5年(1776年)頃 − 嘉永元年9月11日(1848年10月7日)は菊岡より16才上だが、この二人は芸の上でも名コンビ、良きライバルであった。
http://blogs.yahoo.co.jp/shakuhachi_fue/41971581.html

 
●「まりと殿様」中山晋平 原作  野村正峰 作曲
なかなかむずかしい。童謡でもおなじみだが、編曲してあるのでむずかしそう。
これを箏と合わせるのは難儀じゃろうに。
ユーチューブにも音源はなかった。
譜面をみながら、拍子を追った。一度、曲想を聞かないと追えない。
目ではなんとか追えるが、実際に吹くとなるとむずかしい曲だ。
今年の秋の演奏会の課題曲になりそう。やらねば・・・・


1 てんてんてんまり てん手まり
  てんてん手まりの 手がそれて
  どこからどこまで とんでった
  垣根をこえて 屋根こえて
  表の通りへとんでった 
  とんでった

2 表の行列 なんじゃいな
  紀州の殿様 お国入り
  きんもんさき箱 ともぞろい
  おかごのそばには ひげやっこ
  毛槍をふりふり ヤッコラサの
  ヤッコラサ




●入間川の白鷺も寒そう・・・・
写真で見えるかしら?赤丸ぶぶんが白鷺だ。

久しぶりに駅まで歩いた。防寒着で頭は毛糸のズキン。
入間川で白鷺が寒かろうに・・・・足をつけて狩りをしている。
さむう・・・・25分位を往復歩いたら。自宅で足がつった。
いててて・・・・こわい。足がつるのはこわい。
最近、歩かなくなった結果だろう。トホホ。


●ボランティア民謡・・・・打ち合わせ
今年の民謡祭りの合唱は?踊りは?
合唱はソーラン節・踊りはオコサ節となったようだ。
 次回までに一人2曲自分の歌を選曲すること。
「十三の砂山」「両津甚句」あたりかしら?
十三砂は2尺1寸。両津は2尺2寸で出るかしら?
両津は以前に唄ったことがある。
入間市と佐渡の両津は姉妹都市でなじみが深い曲。良い曲だ。

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