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人生日々挑戦
「女子アナをメッタ斬り」
2014年01月13日
テーマ:暮らし
TBSの大御所アナが今の“女子アナブーム”をメッタ斬り
これは、昨年の12月11日にネットで流れた日刊ゲンダイの配信ニュースのタイトルである。配信ニュースは、次のような内容である。
女性アナウンサーの草分け的存在、吉川美代子氏(TBS)の新著「アナウンサーが教える 愛される話し方」(朝日新書)が話題だ。
吉川氏は1977年にTBS入社後、37年間アナウンサー一筋で活躍してきた。2014年5月に定年を迎える。
〈わたしはこれまでずっと「女子アナ」ではなく、「女性アナウンサー」としてプライドと自覚を持って仕事をしてきました〉という吉川氏。それだけに今の「女子アナ」が我慢ならなかったようだ。
〈「女子アナ」がアナウンサーの亜種であろうが、新種だろうが、週刊誌やスポーツ紙の記者やカメラマンにとっては、まさに飯の種、ありがたい存在に違いありません。一方で、心ある視聴者にとっては、タレントのようなかっこうをしたり、漢字を読み間えたり、放送界の環境汚染源といえるかもしれません〉
〈放送局社員の「女子アナ」はどうでしょうか。わたしが新人アナウンサー研修で、みっちり教えたはずの発声や発音やアクセント、間違いやすい表現、言葉づかいなども、「女子アナ」にかかれば、無残にも砕けちり、粉々になって消えてゆくことがあります。(中略)漢字を読めないことを売り物にする「女子アナ」さえいます〉
極めつきは、以下の部分で、まさしく一刀両断だ。
〈パパラッチに追い回され、ボーイフレンドとのデートや買い物姿を写真に撮られる。(中略)でも「女子アナ」はめげません。細い脚を誇示するような短いスカートでしゃがむ。公道でキスをする。「女子アナ」はサービス精神旺盛なのでしょうか。これでは、写真週刊誌にねらわれても自業自得と言わざるを得ません〉
吉川美代子さんは、1954年5月生まれの59歳。TBSのアナウンサー(編成局 アナウンス部担当局長)、解説委員、TBSアナウンススクールの校長である。
TBSのニュース番組では、美人で、きりっとしていて、歯切れがいい。教養やスキルの揺るぎなさは、一目瞭然である。彼女の番組は、観ているだけで安心感と心地良さがある。
彼女が今年5月に定年を迎えるということを、この配信ニュースで知ったとたん、寂しくなる。なんか、いい人たちが、いい人に限って、私たちの目の前から消えていく。寂しい限りである。
吉川美代子さんは、自らを「女性アナウンサー」と呼び、プライドと自覚を持って仕事をしてきたと自負している。
そして、「女性アナウンサー」の対局に位置づけるのが「女子アナ」だ。吉川美代子さんは、「女子アナ」をアナウンサーとは認めていない。
「女子アナ」なる種族は、一体、いつ頃からメディアに登場し始めたのか。ネットで、 はてなダイアリー曰く、フジテレビの中井美穂を境に、民放女子アナの芸能人化・アイドル化が顕著になりつつあり、滑舌の良さはもちろんのこと、容姿と愛嬌が重視される仕事。
しかし、現状は、漢字は読めず、パパラッチに追い回され、短いスカートでしゃがみ、股下を誇示するようじゃ、もはやアナウンサーではない。「女子アナ」という名のジャリタレ姉ちゃんだな。
吉川美代子さんに言われるまでもなく、心ある視聴者にとっては、放送界の環境汚染源であり、不愉快極まりない。
はてなダイアリーでは、フジテレビの中井美穂を境に、民放女子アナの芸能人化・アイドル化が顕著になりつつあるとしている。
中井美穂は、1965年3月生まれの48歳。元フジテレビアナウンサーにして、フリーアナウンサー、タレントであり、元東京ヤクルトスワローズ選手兼任監督の古田敦也氏夫人である。
はてなダイアリーで言う「中井美穂を境に」とは、どんな意味だろう。二通りに考えられる。
一つには、中井美穂がフジテレビアナウンサーとして活躍していた頃までは、「女性アナウンサー」のみの時代であって、「女子アナ」はいない。
二つには、中井美穂は、フジテレビアナウンサーとして活躍していた頃、「女性アナウンサー」の枠にとどまらず、そのタレント性を発揮し、「女性アナウンサー」の芸能人化の先鞭をつけた。この場合であっても、「女性アナウンサー」の芸能人化であって、中井美穂は、芸能人化した「女性アナウンサー」である。
したがって、いずれの場合でも、中井美穂は、「女性アナウンサー」であって、「女子アナ」ではない。だって、「女子アナ」とは、極端な言い方をすれば、漢字は読めず、パパラッチに追い回され、短いスカートでしゃがみ、股下を誇示するような、ジャリタレ姉ちゃんなんだよ。中井美穂には、そんな感じは、微塵もない。
まさか、吉川美代子さんは、中井美穂を「女子アナ」とは呼ぶまい。彼女に聞けば、中井美穂は「女性アナウンサー」だと答えるはずだ。
最近の放送界を見渡すと、実に困ったものだと思う。
吉川美代子さんは、賢い人だから、彼女の「今の“女子アナブーム”をメッタ斬り」の対象は、あたかも民放についてのみ言及しているように受け取れる。また、はてなダイアリーも、「民放女子アナの芸能人化・アイドル化」と、これまた民放について言及している。
しかし、「女子アナ」は、公共放送であるNHKにもいる。NHKのほとんど全部は「女性アナウンサー」であるが、少なくとも一人は「女子アナ」である。
彼女は、さすがに漢字は読める。しかし、それを除けば、「女子アナ」だ。しかも、中井美穂に近いくらいの年齢である。
公共放送であるNHKはもちろん、「商業放送」である民放も、極めて高い公共性を有している。であれば、放送に携わる人々は、自分たちの立場を弁えなければならない。
弁える(わきまえる)とは、デジタル大辞泉によれば、1 物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を―・える」「公私の別を―・えない」2 物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を―・える」「場所柄を―・えない振る舞い」。
放送界において、「女性アナウンサー」が頑張っている一方で、「女子アナ」がはびこっていることの諸悪の根源は、弁えることを軽視する風潮にある。
最近の放送界は、実に困ったものだ。
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そのニュース見ました
2013.12.11 yahooのTOP画面ニュースにありました。
今、そのリンクアドレスは削除されています。
私も全く同感です。
ゴシップから、結婚報道から、妊娠、出産報道。
報道するマスコミも愚かですが。。
yahooでさえだしてます。
今は良くなりましたが「朝ズバッ!」初期の頃、その女の子たちは
これからパーティか?と間違うようなスタイル。
つけ爪にいっぱい飾りつけ、出る場所間違っていたようです。
厳しい競争率を勝利しての入社のはずが、いつの間にか職業はタレント。
本来の仕事して欲しいです。
2014/01/13 23:55:00