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人生日々挑戦
「吉永小百合さんとサユリスト」
2013年12月26日
テーマ:人生
去る11月26日、日本列島を「CMで話題、サユリスト続々参拝 『なまはげ』ゆかりの秋田の神社」と題する次のような共同通信系の配信ニュースが駆け巡った。
秋田県男鹿市の伝統行事「なまはげ」とゆかりが深い、同市の赤神神社五社堂がにぎわいを見せている。秋田の観光キャンペーンで、女優吉永小百合が出演するテレビCMに登場したことで話題になり、吉永ファンが続々と参拝しているためだ。
この配信ニュースにある「赤神神社五社堂(あかがみじんじゃごしゃどう)」は、国の重要文化財で、九百九十九の石段を登りつめたところにあり、山中に、五社堂つまり五棟の社殿が並び建つ様子は、実に壮観だそうだ。
ちなみに、秋田県男鹿半島の伝統行事「なまはげ」の「なまはげ」は、鬼ではなく、悪事に訓戒を与え、厄を祓い、豊作、豊漁、吉事をもたらす「神様」だという。くだんのテレビCMは、神秘的な「なまはげ」に触れる、再発見の旅を描いたCMである。
「なまはげ」に係る配信ニュースのポイントは、女優吉永小百合が出演するテレビCMに触発され、九百九十九の石段をものともせずに、「赤神神社五社堂」にサユリストが続々と参拝にかけつけているという点である。
吉永小百合は、1945年(昭和20年)3月生まれの68歳。日本を代表する女優である。女優としての卓越した演技力ほどではないが、歌も水準以上には上手い。だから、歌手でもある。
吉永小百合のファンは、「 サユリスト」と呼称される。 サユリ(小百合)+リスト(人を表す接尾語『list』〜な人、主義者)で、「 サユリスト」とは、吉永小百合ファンのことである。
吉永小百合は、1945年(昭和20年)3月生まれの68歳だから、サユリストの年代は、現在、六十代後半から80歳までといったところであろう。
80歳までといったが、80歳を越えるサユリストもいるかもしれないし、それは、大いにあり得ることである。
女優の吉永小百合のファンがサユリストだから、サユリストは、男である。
私が知っている熱心なサユリストたちは、なぜかはげている。その因果関係も、はげの吉永小百合への気持ちの持ちようも、私には分からない。
はげは、男性ホルモンと関係があるらしいから、男性ホルモンの多寡に関係するのかもしれない。
配信ニュースによれば、高台にある「赤神神社五社堂」に、サユリストが続々と参拝にかけつけているという。六十代後半から80歳までといったサユリストは、当然、シニアであり、高台までの階段を登りきるとは、随分元気なシニアである。
シニア・サユリストが元気に参拝するものだから、その連れ合いシニアも付き合わざるを得ない。
連れ合いシニアは、シニア・サユリストが吉永小百合に夢中でも、文句は言わない。
それは、連れ合いシニアの誰しもが、吉永小百合にはかなわないと自覚しているからだ。
ネットで、「サユリスト」を検索キーワードにして検索をかけたら、熱烈な「サユリスト」だと自負している方のブログ記事がヒットした。
そのブログ記事には、「吉永小百合の名前を聞くだけで心が温まり、吉永小百合の名前を書いたり、吉永小百合の記事書きに打ち込んでいるだけで気持ちが晴れやかになる。つまり、吉永小百合は、我々の太陽であり、天女であり、女神であり、崇敬と憧れの的なのである」旨が記載されている。
ブログの主は、年齢が六十代後半のようだ。六十代後半のシニアに、「我々の太陽であり、天女であり、女神であり、崇敬と憧れの的なのである」とまで言わしめる女優の吉永小百合。
げに恐ろしや、である。
しかし、熱烈なシニア・サユリストではなくても、吉永小百合の立ち居振る舞いや物言いには、安心感があるのだけは確かである。
吉永小百合が出演しているテレビCM、例えば、シャープの太陽光発電、JR東日本が提供する大人の休日倶楽部の旅関連、ソフトバンクの携帯電話などに係るテレビCMを観ていると、吉永小百合だからという安心感がある。
吉永小百合は、賢いから、化粧品のテレビCMなどというリスク絡みのCMはやらない。やるのは、手堅いコンテンツのものしか手掛けない。それが長年の蓄積となり、ますます安心感が生まれるわけだ。
吉永小百合を追っかける熱烈サユリストは、元気の塊であるシニアだ。
六十代後半から80歳までのシニアを夢中にさせる68歳の吉永小百合さんは、エライ。
シニアを元気にさせてやまない吉永小百合さん。
高齢社会をひた走る日本において、貴女の活躍は、国民栄誉賞ものである。
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