メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

GRADO盆栽 〜龍凡の日誌〜

わたくしの経歴最終。 

2013年12月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

高野山・熊野三山へと続く熊野街道
大和・飛鳥へと続くまぼろしの古道 磯歯津路(しはつみち)
二つの街道が交わる場所、住吉大社の御膝元上住吉。
先人たちの息吹が残る古き良き街に
GRADOはひっそりと佇みます。





(株)グラード 〜 Bonsai cafe GRADO



わたくしの経歴最終




前職でのわたくしの役職は専務取締役。


若いのに…しかし創業者の考えは、年は関係ない。


正直苦しみました。社内外で。


辞書で専務という言葉を調べた。社長の日常業務をサポートする仕事。


社長にはマンションのことを心配させないと決め、あらゆる事柄に


率先して対応した。「社長だせ!」なんていわれても絶対に出さない。


自分で現場に出向き解決して、必要であれば事後報告した。


いつも強い信念を持って行動していたつもりでしたが、まれに誰かにすがりたい


ときがあった。


それは 「入居者さんの死」


病気を患っていた方の死・置手紙をして別の場所で死を選ぶ方・自ら命を絶つ方


ついこないだ会った方。電話で話した方。悩みを聞いていた最中の方。


そんな方と変わり果てた姿で対面する。

底知れない悲しみと絶望と怒りが襲う。普通ではいられない。自分の無力さ。


助けられなかった自分への怒りと憎しみ。


肉親から罵声をあびせられたり、警察から呼び出され叱責されたり、連絡がついた


父親から勘当した息子やからしらん!骨もいらん!といわれたり。


どうしようもない怒りと絶望が襲う。




ある日葬儀屋さんから電話が入りました。警察からご遺体をお預かりしましたと。


警察に聞いてわざわざお電話をくれたらしい。


役所から葬儀費用はできすが、この方は身寄りがないので、お経もあげず


斎場に直行し荼毘に。あの骨もいらんといわれた息子さんです。


迷わず葬儀に出ますからお経だけはあげていただきたいと。葬儀屋さんは


良かったといわれました。あまりに気の毒だったのでお電話をくれた。


その方は今でも鮮明に覚えています。年が近くおとなしい方でした。


病弱な方でした。とてもいい人でした。堺から神戸の父親の家まで骨をうけとってほしいと


何回もいきました。何回もことわられました。これほどつらかったことはない。




いま思い出しても辛い。あの時の笑顔から…変わり果てた姿。


一生忘れることはないでしょう。




亡くなった方たちの部屋は、いつも同期の人間と片付けてました。


壮絶な部屋もあります。匂い・虫・コンクリートまで染み込んだシミ。


でもわたしはそれをしたかった。お客様として・一人の人間として付き合いをして


いたその方たちの生きた証を自分の手で片付けてあげたかった。




そのあと代表にいわれた一言が私に火をつけた。


そんなん遺品整理の業者にいうてやってもらったらいい。金は肉親からとって。


その肉親がいなかったり、骨まで拒否する肉親。


もしかしたらそれが代表の片付けた人間への優しさだったのかもしれません。


しかし伝わらず。






「御苦労さま」「ありがとう」という言葉の大事さをしった瞬間だったのかも


しれません。


わたくしが社名にグラード「イタリア語で感謝・満足・喜び」とつけたのは


この時の経験があったから。




金でもなんでもなく、たった一回でもいいから一言「ご苦労さん」と


いってほしかったんでしょうね。




わたくしの辛く、苦しく、悲しく、虚しい経験として胸に刻み


これからも建物管理に精進致します。






(株)グラード


代表取締役 小山龍也




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





グラードのホームページ



住吉大社へお参りの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。


次回の住吉大社初辰参りは平成26年1月9日(木)です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(株)グラード
  賃貸建物総合管理・リフォーム

tel:06-7161-0111
fax:06-7162-8111
盆栽カフェ・グラード
  盆栽と陶器と日本茶のカフェ
tel:06-7171-1314

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ