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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

那須岳に登る前の弥次喜多 

2013年10月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:国内旅行・ウォーキング

10月12日の朝、前日に早く寝たため、午前4時台には目が覚めてしまいました。
お天気が気になります。
前日の天気予報では、曇りから晴れに変わるとのことでしたが、さて・・・

窓を開けて空を見ると、そこには、青白いシリウスが燦然と輝いていました。シリウスがα星である「おおいぬ座」の形もはっきりと見えます。
快晴です。

露天風呂から眺めると、シリウスと、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶ「冬の大三角」が確認できました。

冬の大三角、10月の段階では、午前5時頃、南の空にあるんですね。
地球が太陽の周りを一年かけて公転するため、同じ位置に星座の見える時間は、一月当たり二時間ずつ早くなっていきます。

つまり、今、私たちは、1月の午後11時、2月の午後9時に見える星座を眺めている・・・そういうことになります。浪漫がありますね。

シリウスは、恒星の中では最も明るい星です。クールな青白色なので、いかにも冬の星という気がします。

人間は、黄色やオレンジ色、赤色に温かみを感じ、青や紫には冷たさを感じますね。暖色系、寒色系という言葉があるとおり。

でも、ガスの炎が青いように、光の色は発行体の温度が高くなるほど青くなり、白くなっていく・・・
ややこしやぁ。

シリウスは、太陽系の向こう三軒両隣の位置にあります。とは言っても、光でさえ8年半もかかる距離なので、お隣さん、けっこう遠いんですね。
砺波平野の散居集落のようなイメージ。

(ちなみに、一番近い星は、ケンタウルス座α星。それでも、光の速度で4年以上かかります。)

シリウスの表面温度は、10,000K近く。太陽は6,000Kにも満たないので、かなりの高温。だから、太陽は黄色、シリウスは青白色なんですね。

実際に明るい星である上に、近くにあるために、全天で一番明るい、そういうことのようです。

などと、じゃがりこ君に説明しましたが、どこまで真剣に聞いてくれているのやら。
彼の頭の中では、朝のバイキング料理が光り輝いているのです。

出発の準備をすべて終え、午前7時のレストランオープンを待ちます。
すでに、20人以上の宿泊客が、レストランの扉が開くのを、今か今かと息を潜めています。
食いしん坊なのは、我々だけではないようです。

昨晩の料理もそうでしたが、料金と料理を天秤にかけると、料理側に秤が傾き、私もじゃがりこ君も大満足。
放っておくと、
「お客様ぁ、もう閉店なんですけどぉ。」
と、お店の人が困惑するまで席を立ちそうにもないじゃがりこ君の尻を叩き、チェックアウト。

本館まで歩き、荷物を預けて、いざ出発。

遅くなると、山が混みそうなので、贅沢ですがタクシーでロープウェイ乗り場まで。

運転手さんは、福島県白河市ご出身の方でした。
福島第一原発の放射能漏れ事故の後、農業を断念したとのことでした。機械の買い替え時期とも重なり、息子さんの代に借金を残すことはできない・・・
悩みに悩み、息子さんと話し合った末の決断だったそうです。

ここ数日、ロープウェイ方面への乗客を運んだことがないらしく、目を見張る紅葉に、
「わあ、みごとな景色だ。すごい、すごい。」
と、一番大きな感嘆の声をあげていたのは、運転手さんでした。

駐車場が近づくにつれ、渋滞となり、ついには動かなくなりました。
「駐車まで3時間待ち」の表示まで出ています。もう、大混雑。

目的地手前から歩くことにし、タクシーを降りました。

見上げれば、そこは、錦秋の那須連峰です。

続きます。



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こんばんは

さん

那須からだと、夏冬の大三角形は、きれいでしょうね。大昔、ガールスカウトとボーイスカウト合同の夜間登山で伊吹山に行きました。そこで見た、満天の星の美しかったことを今でも覚えています。

コメントと拍手を有り難うございます。台風はどのようですか? 此方は、雨風とも強くなってきています。去年は床下を経験しているだけに恐いです。
適度に降って、さっさと去って欲しいです。気を付けて下さい。

2013/10/15 22:15:38

紅葉

さん

旅先で出逢いもあり
二枚のいい写真が とれて良かったね

2013/10/15 22:10:57

詳しいですね

さん

星座のお話。

昔、息子たちと天文台職員の話を児童館に聞きに行ったこと思い出しました。
天体望遠鏡で土星の輪を見たときは親子して感動でした。

どちらが弥次さんで喜多さんでしょうか?

2013/10/15 12:21:33

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