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平成の虚無僧一路の日記

『閑吟集』にみる尺八 

2013年08月11日 外部ブログ記事
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『閑吟集』は、室町時代の 永正15年(1518)に成立した
中世の小歌(こうた)撰集。編者は連歌師「柴屋軒(さいおくけん)
宗長」という説がある。

小歌231首、大和猿楽の謡曲48首、 近江猿楽の謡曲2首、
田楽能謡10首、狂言小歌2首、放下(ほうか)の歌謡3首、
早歌(そうが)8首、吟詩句7首の、計311首がおさめられている。


「我らも 持ちたる尺八を 袖の下より 取りいだし 
しばしは 吹ひて松(待つ)の風 花をや夢とさそふらん 
いつまでか此の尺八 吹ひて心をなぐさめむ」

「袖の下から取り出す」というのだから短い「一節切
(ひとよぎり)」か。


「吹くや こゝろに かゝるは、花のあたりの山おろし 
吹くるまをおしむや まれに会ふ夜なるらん 
此まれにあふ夜なるらむ」


「尺八の 一節切(ひとよきり)こそ ね(音)もよけれ
 君とひとよ(一夜)は ね(寝)も足らぬ」

 
「一節切」は、1尺1寸ほどの「短尺八」。「一夜限りでは
淋しい」という意味。


尺八は、古代には 十二律に合わせた長短各種があったようで、
筒音により「壱越切(いちこつぎり)」「平調切(ひょうぢようぎり)
などと呼び分けられたが、宗左流という芸系が興った16世紀後半以後は
「黄鐘切(おうしきぎり)(筒音は黄鐘≒A音。管長約34cm)が
「一節切」となった。

現在の尺八の標準管は1尺8寸(D音=壱越(いちこつ))である。

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