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デスネデスネの博多弁 

2013年08月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 俳句、川柳、短歌、五行歌を作るに当たっての私なりの基本がある。それは、五音からなる言葉と七音からなる言葉で綴るということだ。

 なぜそうするかというと、五音あるいは七音からなる言葉は、綺麗な日本語、美しい日本語であることが多いし、五七五の音はリズムがいいからである。

 この基本に従うのは、五行歌でも十行歌でも一緒だし、自由詩を作る場合でも一緒だ。

 と書いたが、世の中に五行歌があるのは知っていたが、十行歌なるものがあるのかどうか、ネットで検索をかけてみた。

 その結果、十行詩というのが出てきた。
十行で作る詩という意味であり、ヨーロッパの定型詩であるソネットが元になっているという。
ソネットは、十四行詩で、ルネサンス期にイタリアで創始され、英語詩にも取り入れられた歴史を持つ。
 
 十行詩とか十五行詩と称するのなら分かるが、十四行詩というのは半端だなと思うが、十四行から成るのには、それなりの理由があるのだろう。
 
 まあ、私は、ゆきがかり上、十行歌と称することにする。

 今まで、五行歌は作ったことがあるが、十行歌は作ったことがない。
 
 私は、人生、何事にも挑戦することが大事だと思っていて、「人生日々挑戦 」がモットーだから、十行歌に挑戦してみることにした。
 
 とはいうものの、何からどうやって作るか。

 思案しながら、日本テレビ系列で「秘密のケンミンショー」を観た。
みのもんたと久本雅美が司会者となっている各県民が愛する食や言動を取り上げる番組だ。

 「秘密のケンミンショー」を観ながら、福岡県民のことを考えた。
数年前まで、青森空港と福岡空港間にはJALの直行便が飛んでいたこともあり、博多には仕事でよく行った。

 前に「秘密のケンミンショー」でも取り上げていたが、福岡市民はやたら「デスネ」を使う。

 A 青森県民のぼく
 キャナルシティにバスで行きたいんですが、バス停はどの辺にありますか。

 B 福岡市民の四十代のサラリーマン
 あのデスネ、ここを真っ直ぐに行ってデスネ、スーパーにぶつかってデスネ、それを右に行ってデスネ、大きい本屋があってデスネ、それにぶつかったらデスネ、今度は左に行ってデスネ、デパートまで行ったらデスネ、その前にバス停があります。
 
 こんな調子だ。とにかく物言いが丁寧なのだ。

 このデスネという三文字から我が青森県の津軽弁と南部弁で特徴的な三文字を連想した。

 津軽弁と南部弁とでは、言葉の表現が違う場合がある。

 例えば、「だめ」ということを津軽弁では「マイネ」、南部弁では「ワガネ」と言う。

 例示すれば、次のようになる。

 標準語 だめだめ、そういう化粧はだめだめ

  
 津軽弁 マイネマイネ、そういう化粧はマイネマイネ

  
 南部弁 ワガネワガネ、そういう化粧はワガネワガネ


 ここで、しめた、と思った。これで雄大な十行歌ができることを思いついたのだ。

 私の初の十行歌は、次のとおりである。


 ところ変われば

   弁変わる
 
 デスネデスネの
 
   博多弁
 
 マイネマイネの

   津軽弁
 
 ワガネワガネの

   南部弁
 
 日本列島
 
   いいところ


 
 日本列島、それは、弓なりの形をしていて、東西南北に長い列島。
 東西にも3,000キロメートル、南北にも3,000キロメートルもの長さがある。
博多弁の福岡県と津軽弁及び南部弁の青森県との間には、1,900キロメートルの距離がある。


 そして、そのことにより、四季がはっきりしていて、四季折々のさまざまな花が楽しめる、美しい列島である。

 しかし、多様さは、季節だけでなく、日本人の弁にも表れる。

 我が青森県における津軽弁と南部弁ほどの極端な違いまではいかなくても、47都道府県ごとに少なくても二つの弁はあるだろう。となれば、全国で100を越える弁があるはずだ。

 何事も、多様さがあるから、おもしろい。多様さの列島、日本列島は、実にいいところある。
 





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こんにちは

さん

勉強になりました。昔、大阪学入門(大阪出身です)という本を読んだとき、大阪人は二重否定をするとありました。

ちゃうちゃう = 違う。 
あかんあかん = 駄目。

wasaoさんが、ケンミンショーを視て、ここまで、導くことが出来ることに、最後まで楽しう読み勉強になりました。

2013/08/06 10:10:46

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