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与作の小さな小さな旅
読書
2013年04月06日
テーマ:テーマ無し
若い頃の話し,読書が趣味と云えるほど小説好きだったのは何処に消えたのかな?
ここ数年は本を読む事が少なくなった。
老眼で長時間、活字が読むことが出来なくなった事も読書離れの原因だ。
過日、TVに女優の岸恵子が出演していた。
数寄屋橋で再会を約束する場面、映画「君の名は」を思い出す。
インタビユーでは彼女が書いた小説「わりなき恋」の主人公伊那笙子の話しだった。
古希を過ぎても胸の高鳴りをおぼえるという、半分はご自身の事を小説にしたという。
読んでみたくなった。
本は幻冬舎から出版されていた。
社長の見城徹氏は、我が輩が現役時代何度か会ったことのある人。
早速、近くの書店に行くと店頭に並んでいない。
数冊入ったが直ぐに売れたようだ。
しかたなくアマゾンネット通販で在庫を調べたら、新古本として流れていた。
定価、1600円の文芸書が配送料、手数料を入れて 2.469円。
高い買い物だが、本は読みたい時が最高の商品価値が有るときと発注する。
二日経って、別の大型書店に立ち寄った。
ベストセラーランク1位で本が並んで居るではないか。
ネットで注文するのを待てば良かった、後悔先に立たずだ。
今日、宅急便で「わりなき恋」が届いた。
TVで岸恵子さんから小説の主人公、伊達笙子の話しを聞いていたので、文頭プロローグから少しわくわく感で読み始めた。
スムーズに物語に入っていける。
自分でも驚くほど一気に50頁も読めた。
目がしょぼしょぼだが、これだけ読めたのは最近の記録だろう。
小説は最初の数頁で決まる。
読んでいて巻頭から物語に乗れない時は最後まで読み切れないで終わるからだ。
学生の頃が懐かしい。
島崎藤村の「夜明け前」 良かったなー。
「木曽路は全て山の中にある」から始まった。
何度も中仙道を歩いて馬籠や妻籠を訪ねた。
思い出は遠きに有りて懐かしむもの。
(完)
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