ときのしあわせ

捨てられた花 

2013年03月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

以前の事、若い友人が訪ねてきました。

腰を痛め自由に動けない私に気遣って、家のあちこちの整理をし始めました。 私は大助かり。

ところが「お花が枯れそうだから捨てました。」枯れそうなお花を置くと人の気が失しなわれるそうですよと言う。

私は何年か前に牡丹の苗木を頂いたので育てました。2年ほどして花が咲き、贈り主に電話で喜びを伝えました。

ある年、これまで見た事もない見事な花をつけたので、あまりの立派さに切り花にして玄関に飾りました。

一週間ほどは美しく咲いていたのに、急に光沢をうしない花びらは下がり、雄しべをむき出し雌しべも下向きに垂らしすっかり七変化して、ばさっと散りました。

悲しくも美しくも見えました。

以来お花はすっかり終わるまで見守ってあげよう、と枯れそうなお花も捨てられなくなったのです。

若いお嬢さんには理解しにくいかも、と思い受け入れました。



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みんな生きているのですものね

simaさん

ときばしさんの優しさが伝わってきます。

草ひきをするときに、草に小さな花をつけていることがあり、同じ花をつけているのにどうして私だけひくのですかと言われているようで、心苦しく思えるときがあります。

2013/03/14 02:00:38

歳を重ねて!

良香さん

ときばしさんのお気持ちよく解ります。
私も、お花は枯れるまで捨てられません。
捨てる時にも、
『お疲れ様ありがとう!』
と一言掛けて、捨てるようにしています。

歳を重ねて、解る想いなのでしょうね!

2013/03/13 17:35:46

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