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たゆたえど、沈まず

青春プレイバック 

2012年12月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨夜、知人のTさんに招待され夫婦でジャズを聴きに行った。
Tさんは伝統工芸の有松絞りの伝統を守る15代目のT商店の大旦那である。
400年前の江戸時代豪商の大店のまま今に残る広いお店兼自宅で、BARUさん(古賀辰代さん)という女性ボーカルを招いてのミニコンサートとディナーであった。
久しぶりにスイングするフォービートのジャズボーカルと演奏を目前で満喫した。

Tさんと雑談中に女房が、私が若い頃にジャズをやっていたことをポロリと口にした。
私がかって一緒に活動したグループは今尚健在である。
Tさんは私が所属していたそのグループを知っていた。
そして、出演者たちはそのグループと親交が深いということが分かり、思わぬ展開となった。
出演した人たちが私たちのテーブルに挨拶にきてくれ、思い出話やいきさつに花が咲いた。
何しろ私がそのグループとやっていたのは48年前である。
BARUさんというシンガーは10年の介護生活の空白の後、50歳から再び歌いはじめて還暦を迎えたところだという。上手いはずだ。
帰路、彼女のCDを聴いていたらドン・ホーの I Remenber You が流れてきた。
この曲は当時のレパートリーの中の一曲である。
ほぼ50年ぶりに聴くI Remenber You の歌詞を私は忘れていない上に、バックコーラスのパートも全部憶えている自分にビックリである。
私にとって極上の一夜であった。
ちょっとショボくれていた私に神様が元気を出せと背中を叩いてくれたようだ。
しあわせだな、また頑張るかという元気が湧いてきた。

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