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平成の虚無僧一路の日記

ゲーテの『ファウスト』 

2012年06月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



今朝の「朝起会」でのご本読みは、ゲーテの『ファウスト』に
ついてでした。私も若い時、読んではいたのですが、自分の
都合の良いように勝手な解釈をしていました。

主人公の「ファウスト」は、悪魔と契約をし、天上天下の
あらゆる富みも快楽も、望むものは何でも手に入れる力を
得ます。しかし「そなたは美しい、時間よ止まれ」という
言葉を発した時に“魂(命)”は 召し上げられるという話です。

「悪魔に魂を売り渡す」とか「悪魔にとり憑(つ)かれた」
といいますが、正に「ファウスト」は悪魔に魂を売り渡し、
悪魔の力を借りて、思いのまま、美女も金も手にいれます。

しかし、そのために、周囲の者は不幸のドン底に落とされ、
何を得ても“虚しさ”だけが残る。

そしてラストは、視力を失い、自分の墓を掘るツルハシの音
を、干拓の槌音(つちおと)と思いこみ、仲間のために働くと
いうことが最高の幸せだと感じて、「時よ留まれ、おまえは
美しい」と言ってしまう。

私も若い時は、「ファウスト」のように、悪魔の力を借りて
でも、欲しいものは何でも手に入れたいと願い、手に入れて
きました。でも、今は “それが何だったの”という虚しさ
にとりつかれています。

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