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雑感日記

護送船団方式から新しい仕組みへ 

2012年05月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



★このところ東京電力の利益の9割が一般家庭、大企業優先で一般家庭はコケにされていると、連日マスコミが騒がしい。
東京電力の場合は、ちょっと度が過ぎているのかも知れぬが、従来の日本の政財官の仕組み『護送船団方式』では、普通のことで別に驚くことではない。
経団連のオトモダチ企業の東京電力との間でそのような約束事がなされ、官も政治家もそれを認めてきたのである。
 
それは長年続いてきた日本全体のトータルシステムであって、
戦後、廃墟の中から日本が立ちあがるまでは、非常に機能した日本独特のいい仕組みであったと思っている。
日本が敗戦国から、アメリカに次ぐ世界第2の大国になり、国民生活の水準もこの護送船団方式の恩恵を受けて、みんなが自分の家を持てるような水準にまでなったのである。
そこまでは、よかったのだが、
いつ頃からか、そんな日本の状況も、右肩上がりの一直線ではなくなってしまったのである。
 
 
★そんな世の中の変化に、日本の新しい構造に対応する仕組みは出来ぬままに推移している。
政治家も、官僚も、学者ですらそんな利権構造の中で、自らの利益優先に全てのことを『護送船団方式』の中で進めてきたのである。
その一番顕著に現れているのが、『原発問題」でもあり、『電力会社』だったのかも知れない。
 
今回の東日本大震災は、ホントに不幸な出来事ではあったが、これで日本の旧い仕組みが壊されて、新しい時代に即した『新しい仕組みの構築』ができる、神様が与えてくれたそんなチャンスなのかも知れない。
今までの政治家や、官僚はアタマはいいのだろうから、そんなことは先刻ご承知なのである。
今必要なのは、それをやりきる人である。
 
アメリカでも橋下徹だけが、注目されているらしい。
今、日本に必要なのは、橋下さんのように、『新しい仕組み』を創る強烈な想いがあり、且つそれを『実行実現できる』迫力のある政治家なのである。
 
 
★今の東京電力の社長や常務を責めてもダメである。彼らにはある意味なんの責任もないのかも知れない。前例に従って忠実にそれを守ってきたアタマのいいエリートなのである。
同じように官僚や政治家を責めるのも無駄である。責めてみてもそれを変えて実現する力がないように思う。
 
自分のの言葉で話の出来ない人は、物事をやり切れない
私はいつも、そんな独自の判断をしているが意外に当たっている。
橋下さんの話しぶりは、間違いなく正直な彼の意思が言葉になっている。
 
評論家や学者は、『仕組み』など創った経験もないうだろうし、そんな機会に巡りあったりはしないのである。
そんな人たちの理屈は、いまは邪魔になるだけなのである。
 
★古賀茂明さん、最近テレビにしょっちゅう出てくる、橋下さんのブレーンである。
『古賀茂明 Wikipedia』 検索してみたが、なかなかオモシロい。少々誇張して書かれているのかも知れぬが、想いも骨もある。
今は、こんな奇人、変人でないと、並みのアタマのいいエリートは役に立たない。
 
私自身は、何故か現役の40年間、新しい仕組みばかり創リ続けてきた。
自分が別に望んだ訳ではナイ。アタマのいいエリートたちがやったけどどうにもならなくなった問題を、トップからの指示なのだが、頼まれたような形で引き受けただけである。
会社の危機と大騒ぎした事態を2度とも、自分の『想うようにやらせて』頂いた。
新しい仕組みにしたらどちらも2年で、全て解決したのである。
 
『何になるか』よりは『何をやるか』の方に興味、関心のある人も、間違いなく世の中にはいるのである。
橋下徹さんは、衆議院議員や総理大臣などそんな面倒な職位を狙ったりはしないだろう。
なってみれば解るが、人間職位が上がるほど大きな仕事はし難くなるものである。
職位が上がることは気持ちのいいものだが、上がるたびに職位が邪魔して仕事のスケールは小さくなってしまった。
定年退職した今が、自由にやれて一番オモシロイし、スケールも大きい。
目指している目標は『新しい公共』  NPO The Good Times の『仕組みシステム』による展開なのである。
 
★私ごときが言ってもみなさんは信用しないだろう。
かって、20年も前、私が現役のころ、ご自身の主張通りのことをしている実業家がいると、私に近づいて来られた、その当時は有名でも何でもなかった服部吉伸さん。
未だ有名でないころの本の中から抜き出して今でも私が持っている言葉の幾つか。
79歳まで生きてきて、本もいろいろ読んだが書きぬいて今でも持っているのは、心底共感しているからである。
ご参考までに。
 
 
『これからの流通業』服部吉伸著もう20年も前の私の現役時代の本だが、その中の文章から拾った言葉の幾つかである。表現が非常に的確で、今でも間違いなく通用すると思っている。流通業とは「自分の仮説の正当性を問うビジネスである。」消費者の変化の本質を掴み、変化をどう自己の対策に置き換えるかと言うことが問われている。
仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である。仕組みを造らずに放たらかしの形にして、創意工夫してやりなさいというのは酷である。損なやり方である。システムとは手続き通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が実現できる仕組みでなければならない。現在のシステムは単なるデーターのアウトプット体系に過ぎない。システムによって組織が変わる。やがて販売最前線が力をつければ、現在の多段階の企業組織は短縮化ないしは簡素化される。極端に言えば二段階妥協しても三段階に簡素化すべきである。何が企業を変革するのか。それは企業コンセプトである。企業コンセプトを見直し再提起しなければ第二次創業とはならない。従って企業コンセプトは方針戦略より上位の概念である。意識改革のできるのは、一部の極めて優秀な人に限られ指導者の能力の一つである。意識改革を行えと言うだけでは、マジョリテイに対する意識改革は出来ない。マジョリテイに対する意識改革、それは仕事のやり方を変化させることである。そして成功が意識改革の元である。通用する発想とは正しく現状を捉え説得力があり、やがて多くの人の賛同を得られる考え方を指している。ここでやがてという言葉を使っているのは、正しい考え方が最初から多数派である筈がないからである。リストラの基本の部分に人の尊重という考え方がなければそこに働く人の心を動かし大きな改革を成し遂げることは出来ないと断言しておこう。『世の中には原因のある問題と原因のない問題の二つがある。原因のある問題は、原因の追究、把握、対策と言う思考ステップで課題を解決する。原因のある問題の解決に必要な能力は創造力と呼ばない。創造力の源泉はアイデアであり思考ステップの特徴は「絞り込んで考え続けるというところにある。』
流通業には常識のウソが多い。
人が自分の価値を発揮できる状態を造りださない限り、人はコストにしか見えないだろう。人はコストではなく」価値創造者である。
企業の文化が問われている。そしてどのような思想、考え方、価値観を持った企業なのかが問われている。「うちは慈善事業をやっているのではない』と言えば、そのような企業でしかないということだ。『利益に文化の香りがする』そんな企業になって貰いたい。
 

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