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平成の虚無僧一路の日記

「小川ローザ 猛烈!」と「小川知子」 

2012年04月21日 外部ブログ記事
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昭和44年(1969)の丸善石油のCM。『オー猛烈ダッシュ!』がて今朝の「朝起会」で話題に上った。50年、半世紀を過ぎて、
まだ人々の記憶に残っているとはすごいことだ。ひとつには
このCMが「高度成長期」を駆け抜けた「猛烈社員」を象徴
してきたからでもある。

昭和44年、私は大学3年。70年安保で大学紛争がエスカレートし、
キャンパスは汚れたポロシャツにジーパンの左翼が横行し、
ようやく、流行し出した「ミニスカート」は「軟弱、廃頽」と
非難された時代だった。そこで、小川ローザの「パンチラ」は
強烈“パンチ”を見舞ってくれた。

翌年の昭和45年(1970)は、大阪万博、よど号ハイジャック事件、
アポロ13号打上げ、三島由紀夫割腹自殺と、ひとつひとつの
事件が記憶に残る。

ところが、私の記憶の中で錯綜していた ことが、今日ネットで
見てわかった。「小川ローザ」の夫「川口稔」と、「小川知子」の
恋人「福沢幸雄」を混同していたことに気づいた。

「川口稔」も「福沢幸雄」も ともにレーシングドライバーで、
テスト走行中に事故死している。

「福澤幸雄」は、1943年生まれだから私より5歳上。福澤諭吉の
曾孫で、慶應中等部、高校を経て慶応大学法学部へ進学。レーサーと
なった。そして、1969年 25歳で事故死した。その死は私にも
少なからずショックを与えた。自分もあのように「若くして
燃え尽きたい」と思ったものである。

「小川ローザ」と結婚したのは「川口稔」だった。彼もまた
新婚早々で、翌 1970年、27歳で亡くなったのだった。


「小川ローザ」の歌は『風が落とした涙』。
「小川知子」の歌は『初恋の人』

ともに、私の青春とともに吹き抜けた。

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