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平成の虚無僧一路の日記

渡辺淳一『瓦礫の中の幸福論』 

2012年04月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



渡辺淳一『瓦礫の中の幸福論』。

東日本大震災を意識して書かれたのだろうが、中身は
戦後の体験を綴ったエッセー集。

「どん底だったけど、みんな明るくて元気いっぱいで、
頑張っていた」とは、震災被災者への応援メッセージ
なのだろうが、国民全員が等しく“死”の恐怖から
開放された時代だからこそ、瓦礫の中でも夢と希望が
あったと言える。

さて、渡辺淳一は子供の頃見た体験を 率直に“けれん味”
なく書いたといい、「最低の女と云われていた米兵相手の
パンパンが、ガムやアメをくれた。近所のおじさんは、
朝鮮人労働者を死ぬ目に遭わせているのに、ぼくらには
優しかった。一人の中に残虐な人と優しい人の二人がいた」
と。

でも、渡辺氏は、それを“肯定的に”前向きにとらえ、
「人の良い面と悪い面を見て、その中で生きていく
知恵を学んだ」と。

「怪しい人、インチキ者、詐欺師、ろくでもないヤツは
いっぱい いた」とも。

「今の日本は、豊かな生活、幸せな生活だけを教えて、
貧しさの中から這い上がる力を教えてこなかった。
人間が生来持っているたくましさを再発見すれば、
人は立ち直れる」というメッセージになっている。


ホントにそうだった。わかるわかる。現代の方が
よっぽどマシな社会だ。あまりにも幸せな世の中に
なってしまったからこそ、震災というアクシデントが、
より大きく“悲惨な”不幸と捉えられていると
私も思う。「東南海大地震」がくれば、私も被災者の
仲間入り。私は虚無僧で食べていける。幸せ!

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