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平成の虚無僧一路の日記

薩埵;峠で 

2010年06月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




興津から東海道を東に歩いていくと、やがて、「この先、
人は通行不可」の標識。車は海岸線沿いの自動車
専用道路をビュンビュン飛ばす。人は急峻な山道を
登らなければならない。それが薩埵(さった)峠だった。

「やれやれ」と登ったところが、眼前に見事な眺望。海の
向こうに富士山が望め、足下には東海道と東名高速道。
そして新幹線も真上から見るカタチだ。すばらしい眺めに、
わざわざ山道を迂回させられる意味が解った。ここが、
浮世絵などにも描かれる名所 由比かと感動。立ち止ま
って尺八を吹いていると、一組の夫婦が後から登って
こられた。

そして、私に「一路さんですか」と声をかけてきた。
はて? 以前どこかで???と驚いていると、千葉から来られ、
ご自身も尺八家で、NHKラジオで私の『千鳥の曲』を
聞き、その後『邦楽ジャーナル』を見て知ったという。

日本の人口1億2千万。うちNHKの邦楽番組を聞いている
尺八家は100人もいないだろう。その人と薩埵峠で、この日
この時間に会う確率は、何億分の1だ。同類の者がめぐり会う
偶然には、神仏の導きを感じる。

昔、仇を探し求めて虚無僧になったという話はいくつかある。
人を探すには虚無僧はまこと都合が良い。とにかく目立つ。
どこにでも立ち止まって、人の往来を観察できるからだ。


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