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与作の小さな小さな旅

友からの手紙 

2012年03月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



50年近くつき合いの有る友人から便りが届く。
日々の心境が綴られていた。
思わず自分の思いと重なり何度も読み返した。

ご無沙汰しています。
お元気でしょうか?
ずっと厳寒の日々が続いていて、われら老夫婦としては、ひたすら身体をすくめて冷えからのがれ続けておりました。
毎日、家内と一緒にお茶を飲んだり八朔を剥いて食べたりしながら、本やテレビを見たり、沈思黙考したりしていますが、ふと「これが穏やかな日々というやつかな」と思ってもおります。
ずっと昔から、この静かで穏やかで人目に触れない日々が来るのを待っていたような気もします。
だいぶ以前に読んだ物のなかに、こんな一説が・・・・・・・。

「幸いなる者。それは、時、日、年月の流れゆくを静観しうる者。健やかな身体と穏やかな心で、寡黙に過ごす者。
夜は安らかに眠り、書を読みくつろぎ、甘やかで素朴な喜びを感じ、瞑想に心を委ねる、このように生きたい、ただひっそりと・・・・・」

同年代だか、我が輩、こんな手紙書けないわ。

与作の写真加工






                         (完)

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