メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「ふける=逃げる」の使用例 

2012年02月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「ふける」を逃げるの意味で使った例は、歌舞伎の
『韓人漢文手管始』にあるらしい。「角川新版古語辞典」に
【ふける=逃げる、かけおちする。「おれが 町内をふけって
しまったは、皆おれが魂胆」(伎・手管始)】と記載されていた。

「手管始」をネットで検索すると、歌舞伎の演目のひとつ
『韓人漢文手管始(かんじんかんもんて くだのはじまり)』。
「手管(てくだ)」は「人をだます手段。人をあやつるかけひき」。


1789年(寛政元年)の上演だから、「仙石騒動」1833年(天保4年)より
44年も前。ということは、「仙石騒動で神谷転が虚無僧(普化僧)寺に
逃げ込んだことを語源とする説」は なりたたない。

ついでに、『韓人漢文手管始』は、1764年、朝鮮通信使が江戸からの
帰路、大坂西本願寺(津村別院)に宿泊中、通信使の一人崔天宗
(チェチョンジョン)が殺害された事件が元になっている。

事件は、崔天宗が「鏡を盗まれた」と騒ぎ、対馬藩の下級通司
「鈴木伝蔵」に疑いをかけたことから、鈴木と口論、武士の面目を
汚された鈴木は怒って、槍で崔天宗の喉を突き刺して逃走した。

鏡は船に置き忘れてあったが、通信使を殺害した罪は重い。
鈴木伝蔵はすぐ つかまり、通信使の乗る朝鮮船の前で打ち首と
なった。この事件は、当時大変な騒ぎとなり、すぐ芝居化されたが、
『忠臣蔵』同様、幕府は事件をあからさまに扱うことを禁じたため、
事件から25年も経て、長崎を舞台にした事件として創り替えられた。
しかも、殺されたのは韓人ではなく「唐人の衣装をつけた日本人」と
なっているが、題名に『韓人漢文・・』とすることで、観る人には、
25年前の「朝鮮使殺害事件」とダブらせたのだ。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ