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平成の虚無僧一路の日記

不可能を可能にする魔術師「村野藤吾」 

2012年02月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「村野藤吾」は 建築界の魔術師。

千代田生命ビルについて云えば、目黒の住宅街の中に
オフィスビルを建てるのだ。住宅地だから、高さ制限が
あって高層ビルは建てられない。

住民から見れば、目の前に壁が立ちふさがるような
ビルは甚だ迷惑。施主の千代田生命側からは、各社が
高層ビルを競い合う中、高くて立派な建物が欲しい。

こんな二律相反する要求に、普通の建築家はサジを
投げることだろう。

それを村野藤吾は見事にクリアさせたのだ。村野は、
建築基準法に違反せずに、住宅地に本館9階、別館
11階の中高層ビルを建てたのだ。「建築法上は千代田
生命ビルは地上4階建」と 説明すると、皆驚く。
目の前にあるのは9階と11階の建物なのだから。

謎解きは、敷地の高低差。村野は、西側の高い部分を
一階正面入り口とした。そこから下のフロアーは
「地階」なのだ。

では7階から上は?。驚くなかれ、上3フロアーは
「搭屋」。「搭屋」も同じデザインの外壁とすることで、
9階建てのビルに見せている。別館については、上
5フロアーが「搭屋」となる。玄関入口付近では
4階建ての低層ビルに見え、別館の下から見上げれば
11階建ての中高層ビル。

見る位置によって 大きくも見せ、小さくも見せる。
そんな仕掛けが随所に隠されているのだ。そんな
謎解きを一冊の本にしたいと思っているが、これも
期限無し。

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