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迷える羊のメモ帳

メモ帳171ページ目 咄嗟の出来事     

2011年12月19日 外部ブログ記事
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先週土曜日、ほぼ満員の通勤電車内で、二人連れの大学生が
携帯電話を手にして笑いながら会話をしていた。

先頭車両が駅ホームに入った時、大学生の一人が突然何かを
わめきながら倒れ、体を硬直させ、白目を剥いて痙攣を起こし
始めた。
乗客の目線は、彼がわめいた時に集中状態にあり、ドサット倒
れた瞬間を目にして、おろおろするばかりだった。

その内、「緊急停止ボタン」を押して下さいと声が響いた。

その時でした、遠巻きにおろおろする人達をかき分けて、赤ちゃん
をおんぶしたお母さんが、「待って」と叫ぶ、この車両は4号車、
ホームに入るまで何秒も掛からないのでホームに入ってから押し
ても同じ事ですと言い切った。

彼女の瞬時の判断は、連れの学生に家族への連絡と病歴を聞い
て下さいと指示するが学生寮に住んでいて、家族の連絡先が解か
らないと云う。では頭を静かに横にしてあげてという、意識はあるの
で身体を揺すらないでとも言った。
今、私達に出来る事は側にいてあげる事しか出来ないのですから・・

「緊急停止ボタン」が押され、インターホン越しの会話が始まった。
押した人も責任上あらかたの説明をしてくれ、的を得てて乗客の心
をも包み込む様な暖かなものだった。その後は彼女の言葉を代弁
する状況だった。特に医療関係者には見えなかったが、逞しいお母
さんの大きな優しさと勇気ある行動に、パニック状態の乗客も救わ
れた思いだった。咄嗟の出来事に何も出来ない不甲斐なさを改めて
知った日でした。

自分は健康であると信じこんで、通勤電車に乗っているが、いつも
独りである。万が一の事があった時は、このお母さんのような方に
側にいて欲しいと痛感した。


冬将軍の居座りで寒い日が続いている。2011年も残り僅かになりま
した、サービス業で働く私は大晦日まで出勤する約束を交わした。
去り行く落ち葉のごとく、今年を無事に終わらせたいと願っている。

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