ジャニーズの岡田くんも力演していましたが、脇を支える俳優さんがよかったと思います。笹野高史、岸部一徳がいい味出してました。中井貴一、幸四郎、染五郎、が重々しく、亀次郎は個性豊かな破天荒な学者の役柄、そして着物姿が似合う、宮崎あおいちゃんのかわいらしく、りりしい奥様役。
　一生をささげることが出来るものに出会った人とはかくもこうなのか･･･と、今、将来を見失っている若者にぜひ見てほしいと思いました。
そして、わが身だけでなく、万民のためを思うその心、現代の政治家や企業家にぜひ問うてみたいとも思いました。

　「私より先に死なないでください」

一般的な言葉ですが、このセリフがこんなに感動的に聞こえた映画は初めてだと思います。ついつい涙。

個人的な見解ですけど、宮崎あおいちゃん、時代劇を演じたら、若手女優の中では右に出るものなしだと思います。立ち振る舞いも美しく、日本女性のしとやかさ、芯の強さがにじみ出ていて、すばらしい！