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タイトル 新・浦島太郎(第1話)
投稿者 キク 投稿日 2023/02/11 21:04:15
新・浦島太郎(第1話)
説明 とくちゃんさんと連絡がつかなくなりました。
一体何があったのでしょう?悲しすぎます。
しかしキクはめげません。3回に渡って皆様に読んでいただくことにしました。何卒よろしくお願いいたします。

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コメント

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キクさん

「新・浦島太郎」作・キク
昔、海の近くに浦島太郎という若い漁師が住んでいました。浦島太郎は貧乏でしたが心の優しい青年で、年老いた母親と暮らしています。

ある日、いつものように浦島太郎が漁をするために浜辺へ向かうと、子どもたちが集まっています。近寄ってよく見ると、子どもたちは亀をいじめているのでした。

かわいそうに思った浦島太郎は、子どもたちを叱って亀を逃がしてやりました。

それからしばらくして、漁をしていた浦島太郎のもとに亀が戻ってきました。亀は、助けてくれたお礼がしたいと言います。言われるままに亀の背中にまたがった浦島太郎は、そのまま海中を進んでいきました。

不思議なことに、海の中でも息ができます。亀と浦島太郎は、どんどん海の底へ潜っていきます。そこには、浦島太郎が今まで見たこともないほど立派なお城がありました。

そのお城、竜宮城では、美しい乙姫が浦島太郎を出迎えてくれました。魚たちの音楽や舞、数々のごちそうでもてなされた浦島太郎はすっかりいい気分になりました。

2023/02/11 21:09:02

キクさん

しかし翌朝、浦島太郎は
「ありがとうございました。そろそろおいとまさせていただきます」
乙姫は目を剥いて
「早っ!…昨日来たばかりではありませんか!」
「いえ、私には老いた母親がおります。…それに許婚者も」
「それは知りませんでした。どのような娘なのですか?」 
「飯屋を営んでいる父親を手伝っています。名前はフキと言いまして、元気な働きものです。実は漁師を止めて父親の跡継ぎとして働かないかと言われているのです。早く帰り見習いをしたいのです」
乙姫はため息をついて、
「そうですか、ではこの玉手箱をあげましょう。しかし、絶対に開けてはいけませんよ」
「そんな土産は結構です。それよりそこにあるサザエを少し分けていただけませんか?皆に食べさせてやりたいのです」
「勿論差し上げますよ。…こちらの玉手箱をお持ちいただけるなら」 
面倒だなと浦島太郎は思いましたが、笑顔を作り、
「では、いただいてまいります。ありがとうございます」
…次回に続きます。

2023/02/11 21:09:34

onさん

どんな話になるのか
楽しみ〜(^_-)-☆

足の方はいかがですか〜?

2023/02/11 22:48:13

キクさん

onさん、足の方は大分良くなりました。ありがとうございます。骨がつくまで後2週間はかかりますが…
「浦島太郎」は面白い話ですが、玉手箱を開けておじいさんになってしまうところに、子どもの頃強烈な違和感を覚えました。…どうぞ続きをお楽しみに!

2023/02/12 06:44:15


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