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昭和2年生まれの航海日誌

丸刈りにして想う 

2011年12月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「丸刈りに頼むよ」
 椅子にかけ、バリカンが薄い髪を押し上げいくのを見る。少し濃い
側頭部分を刈られると、誰かに似てきた。こりゃ、祖父にそっくりだ。

 「おじいさん」と呼んでいた頃は、今の俺より若かった。明治元年生
れであったから、断髪令が公布される前である。

 ちょん髷姿を見ていてもよい。当時は乃木将軍,東郷元帥もまだ若
かったし、新撰組の残った志士を見たかもしれない。

 祖父は散きり頭で飛び回っていたのであろうが、どんな髪型だった
だろうか。

 床屋から帰り、痩せた古い写真の顔と鏡を照らし合わせてみた。
30年の歳月が流れて,脂肪も筋肉もそがれ皺が寄せられている。

 散切り頭では文明開化の音もするが、丸刈りでは退化の響きが伝
わってくるだけであった。

 散切り頭は“牛鍋”か、よし、丸刈りは”カキ鍋”といこう。
酒は何でも良い。だが、勤務地が悪かった。

 高知 土佐鶴、広島 心酔、西宮 大関と地酒銘酒には逆らえな
かった。地酒で味を覚えておくことだ、と終生思うことだろう。

 宮城、福島は震災の頃と同じように寒くなったでしょう。
みんなで、ストーブを囲み、内の中からも熱い一杯で元気を出して
おくんなよ。

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