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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 

2024年01月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

アジア杯グループ2戦目でイラクに2対1でまさかの敗戦。

アウエイでの厳しさと、素人の私に言わせれば、
敗因の一つはGKの鈴木彩艶でしょう。
前の試合で2点失点だから、代えるべきでした。
経験不足が2試合とも出ていました。

もう一つの敗因は、試合に対するアグレッシブな気持ち。
相手の方が、観ていても一点に掛ける貪欲さに、
日本は負けていましたね。

今日の映画紹介は『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』。
BSテレ東で2024年1月20日(土) 18時30分〜放送。

★俵万智のベストセラー短歌集「サラダ記念日」を原作にした、
 短歌文学の香り豊かな作品!?
★惚れちゃった女医の姪を訪ね、寅さんいざワセダの杜へ!

紹介を始めて、はや40作目となる本作では旅先で出会った、
女性医師・真知子(三田佳子)に、例のごとく一目惚れ!

タイトルは俵万智の歌集『サラダ記念日』からで
キャッチコピーも
”「愛してる」なんて カンチューハイ2本で言えるなら
    こんなに苦労しねってことよ。”と、
「サラダ記念日」ふうですね。

舞台は初秋の信州小諸。
バスで知り合ったお婆さんのキクエ(鈴木光枝)の
家に世話になり、酸っぱくなった酒を飲みながら
昔話を聞く寅さん。

翌朝、医師の原田真知子(三田佳子)が、
お婆さんを病院に入院させるため訪ねて来る。

家を離れたくないお婆さんだが、寅次郎は
病身の老婆を励まして、何とか入院させる事に成功する。
真知子と親しくなった寅次郎はすぐに惚れてしまう。

真知子は寅さんを御礼にと家に招待する。
そこへ、東京から姪である由紀(三田寛子)が訪ねてくる。
由紀の趣味は短歌文学。

柴又に帰った寅次郎は、満男の大学受験の下見と言って、
由紀が通う早稲田大学へ出かける。

さらに真知子も息子に会うために東京へ上京してくる。
さて、寅さんと真知子の関係は…。

寅さん、いつも寅さんなりの含蓄のある言葉を
残していますね。
本作では、江戸川の土手で満男(吉岡秀隆)との会話で。

満男:”伯父さん質問してもいいか?”
寅:”あんまり難しいことは聞くなよ”

満男:”大学へ行くのは何のためかな?”
寅:”決まってるでしょう?これは勉強するためです”

満男:”じゃ、何のために勉強するのかな?”
寅:”え?そう言う難しい事は聞くなって言ったろう”

寅:”つまりーあれだよ、ほら、人間長い間、生きてりゃ、
  いろんな事にぶつかるだろう。
  な、そんな時俺みてえに勉強してない奴は、
  この振ったサイコロの出た目で決めるとか
  その時の気分で決めるよりしょうがないな、
  ところが、勉強した奴は自分の頭でキチンと筋道を立てて、
  はて、こういう時はどうしたらいいかなと考える事が、
  出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、
  そうだろう〜。
 
  チィ〜、久しぶりにキチンとした事を
  考えたら頭いたくなっちゃったよ”と…。

 寅さん、自分の生き様を良く判っていますね。
 
 勉強が筋道をたてて、考えることに役立つと
 いうことを経験を通して満男に教えています。

「サラダ記念日」も場面、場面で登場しています。
「朝刊のようにあなたは現れて はじまりという 言葉かがやく」。
「旅立って行くのはいつも男にて カッコよすぎる背中見ている」。
「ダイレクトメールと言えど 我宛のハガキ喜ぶ秋の夕暮れ」。
「愛人でいいのと歌う歌手がいて言ってくれるじゃないと思う」。

もうひとつ、おまけで、ロケが小諸なので小諸と言えば島崎藤村。
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
 緑なすはこべは萌えず 若草も籍(し)くによしなし
 しろがねの衾(ふすま)の岡辺  日に溶けて淡雪流る」。
私の好きな詩です。

監督は山田洋次。
公開は1988年(昭和63年)12月。
(上映中に元号が平成に変わったため、
シリーズ中では昭和最後の作品)。



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