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男はつらいよ 寅次郎真実一路 

2023年11月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は、
『男はつらいよ 寅次郎真実一路』。
BSテレ東で2023年11月5日(土) 18時30分〜放送。

★寅さんが惚れてしまったのは美しい人妻の
ふじ子(大原麗子)だった。シリーズ第34作目。

キャッチコピーは
”せつない恋です今度の恋は つらい旅です。
 この旅は 真実一路 遥かです”。

上野の焼き鳥屋で“懐が旅先”なのに、飲んでいた寅さん。

さくらに金を持って来てくれと頼んだが断られ、
刑務所覚悟で飲んでいたのを見ていた、
”酒の5本や6本で君、留置所に行く事はないよ、
任せといてね”と、奢ってくれたのは、
証券マンの富永健吉(米倉斉加年)。

後日、お礼を兼ね、富永の会社を訪ねた寅次郎。
その夜も2人で飲みに行き寅さんは御礼にと富永を
さそって飲みだすが、二人とも酔っぱらって
茨城県牛久沼の富永宅に泊まることに。

翌朝、富永の美人妻のふじ子(大原麗子)を見て、
その美しさに胸にときめきを覚える寅さんだった。

大原麗子さんの楚々とした美しさには、
寅さんではないけど、22作目の時の人妻より一段と
その美しさに磨きがかかり、ため息がでますね。

寅さん、「とらや」でお月見をしている時、
美しいふじ子さんのことを想って、

寅:”花にたとえりゃ、薄紫のコスモスよ。”
寅:”仮にオレがあんなきれいな奥さんを
   もらったとしたらだな、
  一日中その顔をジーっと見てる。”
寅:”台所で洗い物をしている。
  そのきれいな、うなじをオレは見つめている。
  針仕事をする。白魚のようなきれいな指先を
  オレはじーっと見惚れる。
  買い物だってついていっちゃうよ。
  大根をねぎっているその美しい声音に 
  思わず聞きほれる。
  夜は寝ない。スヤスヤと可愛い寝息をたてる
  その美しい横顔をじーっと見つめているな。
  オレは寝ない。”

寅さんの想い(妄想?)は、
男だったら分かるような気がしますね!?。

そんな中、仕事に疲れた富永が失踪してしまう。
寅さんはふじ子と共に、富永の実家がある
鹿児島県薩摩半島へと一緒に向かうのだった。

題名の「真実一路」は富永課長の家に掲げてあたった
北原白秋の「巡礼」の詩が由来。

 真実、諦め(あきらめ)、ただひとり、
  真実一路の旅をゆく。
  真実一路の旅なれど、
  真実、鈴ふり、思い出す。

寅さん、真実一路に邁進するが、
相手が人妻ではどうしょうもないですね。

この言葉は山本有三原作の『真実一路』の扉にあります。
”真実一路 とは「真実のみを信じ、それを貫くこと」”。

制作年は1984年(昭和59年)。
監督・原作は山田洋次。

P.S
北原白秋と言えば、たくさんの童謡を作詞していますね。
この時期だと、温かい♪♪ペチカ♪♪でしょうか。
https://youtu.be/OwVoX_BBgRw



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