ひとりぼっち

後悔 

2023年09月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

先週日曜日で終わったNHKの時代劇ドラマを見ていて過去の自分に後悔したことがある。
ぼくには一人の兄と三人の姉がいた。
すぐ上の姉が亡くなってからもうすぐ30年になると思う。
そして一番上の姉が去年1月に亡くなった。
ひとりの兄と残った姉が今どうしているのか僕は知らない。

ぼくは小学校入学前に母の実家に預けられた。
そして小学校卒業までその家で育てられ、中学入学と同時に母のもとに戻った。
母の元に戻った理由はあるけどそのことは今は書かない。

確か僕が小学校2年生の時だったと記憶しているけど姉がそれまで勤めていた会社を辞めるからとひとつのハーモニカを僕にくれた。
そしてことあるごとに「あんたのことを心配している」と言っていた。
なぜなら僕が預けられた母の実家のことをその姉もいろいろ知っていたから。

そして時は過ぎてその姉は自分で探した高齢者施設に入ったみたい、自分の子供がいたにも関わらず。
そのことを僕が知ったのはかなり時間が過ぎてから。
そして時々は夜ぼくの家に電話をしてきたみたい。
たぶん姉は寂しかったのだろうと今の僕にはそう思える。

夜時々電話がかかってくるということは亡くなった妻がまだ入院している時に話してくれた。

そして妻が亡くなってからたまに夜姉から電話がかかってきた。
しかしその頃の僕は妻が亡くなって間もなくだったので自分の気持に余裕がなく、今思えばかなり冷たい対応しかしなかった。
そんな電話のやり取りを2〜3回したあと姉からの電話がなくなった。

時代劇ドラマを見ていて姉が弟を思う気持ちを知らされたように思った。
その気持ちにもっと早くぼくが気が付けば姉に寂しい思いをさせることもなく人生の最後の時間を少しでも過ごせたのではないかと思う。

今僕がここにいるのは妻亡き後心の寂しさを少しでも癒すために良い友達が見つかればと思うから。



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同じ立場に、、

ruiさん

同じ立場にならないと分からない事がありますね。
私は一人になって寂しいと言っていた母の気持ちが
同じ立場になった今ようやくわかり
亡くなって10年以上経ちましたけれど
未だ詫びる毎日です。

2023/09/25 14:45:37

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