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葵から菊へ
相愛会
2023年09月09日
テーマ:テーマ無し
在日韓人歴史資料館より
1921年
?
?
11月17日
内務省「朝鮮人ノ視察取締ニ関スル件」を各府県に送付
12月23日
相愛会結成(朴春琴、李起東など対日協力者の活動はじまる)
文中に出てくる飴売り
高等科の巻?相 愛 曾?京橋匹 京橋高等小學校 第二學年男
夜通し荒れ狂ふた科戸の神は俄造りのバラツクをおびやかして何時の間にか走り去つた。 後はまことに静かなものであつた。? 海軍工廠の汽笛が鳴ると夜の園の黒幕は徐ろに引き絞られて東京市の目艶ましい元気と努力との建設が次第に展開されて行く。? 復興の気分は日一日と濃厚になつて行く。? 太陽は鮮やかに金色の光を此處の家根、彼處の道路何處隈なく皆一様に投げて居る。? 霜がだんく解けて家々の亜鉛屋根に日光が反射してきらく鏡の様に光る。まぶしくて其正面に見ることが出来ない位だ。? 往き交ふ自轉車のベルの昔、灰燼運搬の自動車の警笛、足早に歩み下駄の昔は躍る様に勇ましくきこえる。あの恐しい九月一日の大惨禍も今を去る数年前の過去の事の様に段々と印象が薄らいで来た。只處々の庭と思はれる共の跡に眞黒になつた枯木が一本二本によつきりとさびしそうに立て過ぐる日の物語をしているかの様に見える。?「ポーポーポ1 」石川島造船所の方から鋭い勇ましい汽笛が寒い冬の朝の室気を破て聞える。?「オイ君と君は此の車でやれッ」? 太い錆びた盤がきこえる。其の方を振り向くと其處には頭に襟巻をぐるぐる巻きつけ共の昔印度の人の神に仕へしト者もかくはありつらんと思はる、様な様子をし或は手拭で頬冠をし又は頚へ巻付け世界の風俗すべて皆此處に集つたかの様に思々の服装をした勞働者の群。そして車の側には相愛會と書た旗を立て二人づゝ、シヤベルを持て並んでゐる。小高い焼土山の上には色女の指揮をして居る人が立つている。多分総指揮官であらう。此の人ばかりは普通の人と少しも變らない様だ。? 命令が終わるとがやがや騒ぎ出した。仲間同志で話合ふのだが僕にはちつともわからない。よぐ見ると顔の色は黒黄色で眼の光の鈍いよく橋の袂などで其筋の眼を掠めて片言まじりの日本語で飴を売つて居る人によく似て居る。「あ、〇〇人。〇人この名を耳にすると電光の様に浮んで来るのはあの大震災當時のことである。? 思ひ出深き九月一日―彼の大震災の火蓋が切られると同時に一斉に何虎にも彼慮にも〇〇〇人襲来…嵐の様に流言蜜語が放たれた。? 燃ゆる様な愛図心と義侠心は發して自警團なるものが組織された。血気の批Iは進で老若を保護した。? 然し興奮の極度に数多の罪なき〇人は大東京の廃墟と化するその時の犠牲にされたのである。? 此の世ながらの地獄、大惨劇も諸般の制度恢復と共に何處にか。初めて我にかへつた人々は己のなせる仕業の除りの恐ろしさに唯そ驚く許りであつた。? 焦土と火焔の中に天を恨み地を呪ひつ、帰らぬ族路に赴いた数萬の同胞と共に彼等の身の上には新しい悔悟の熟い涙がそゝがれた。? 人心鎮静.制度の恢復。厳と輝く法律は社會の秩序の騒乱に乗じてたとへ自衛の爲とはいひ無法な狂暴な行為を決して見のがしはしなかつた。それぞれ刑に処せられたのである。 残りし彼等の同胞は少しも怒らなかつた。この怨に酬ゆるに恩を以てし悪魔に呪はれし魔城の跡片付のため、奮然として立ち献身的努力を績けて居た。? 朝には霜を踏んで合宿所を出て夕には月の影を踏んで帰路を辿る此の人々の胸には其の日の血と汗を物語る運びし回数を計る荷札がついて居る。? まばらに押した印の數。それは非常に見ぐるしい乱雑になされたものであるが山なす焼煉瓦や灰燼を崩しては運び、流るゝ汗を一拭夕日を浴びながらとの札を見てほゝえむその時は凱旋勇士の胸の輝く名誉の動章の如くである。主イエスキリストは言った汝の敵を愛せよ。彼等正にその尊い言の實行者なのである。? あゝその名も麗はしき相愛會彼等は最早〇〇人といふ名ではない。?我等と等しく大和魂をもつた大日本帝國臣民,わが新しき兄弟なのである。?
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(了)
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