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小春日和♪ときどき信州

本・中島京子 「やさしい猫」 

2023年07月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




 作品紹介・あらすじ
出会って好きになったクマさんは、日本に暮らすスリランカ人。バツイチ、子供アリのミユキさんの恋には思いがけない障壁が立ちはだかって!
                読書備忘録 
何をぐずぐずしているかさっさと結婚してしまえばこんなことにはならなかったのに・・・
たった一日であったとしても、ルールはルール!取り締まりだってしなくてはならないし、その先の施設であってもどこでも、融通の利かない人、意地の悪い人、思いやりのある人、優しい人がいるわけで、どのみちルール違反をしているだから仕方のないことと思って読んでいました。
そのルールに従わず悪事を働いている者が居るのも事実。
ただ同じスリランカからのウィシュマさんへの対応は、許されるものではなかったような・・・
この国は少子化が進んでいるのだから、これからどんどん他国から人が入って来ます。その取り締まりだって大変なことになるのではないかと思うけれど、取り締まる側の人間は?なんてことも思います。
ルールを守っていれば、怯えることもなく劣悪な施設に入ることもなく、過ごせるのではないですか?
受け入れる側も、人として対等なのだからいい関係が築ければいいのではと思います。タイ旅行をした時に案内してくださった方は、日本で働いていたことがあって、あまりいい印象はなかったような、そんなこともほのめかしていましたよ。なんか、ごめんなさい。って思いました。
クマさんがもたもたしていた事情はわかったけれど、結果ミユキさんが大変な思いをしたのです。
オーバーステイにならないように、いくつものオプション、いくつもの救済策を準備しているそうです。
マヤちゃんが話しかけていた「きみ」・・・わー良かった。「きみ」に会えました。
それにしてもクマさんの名前がなっがーいの。
やさしい猫のお話に、えーーー!と驚いた。
★★★★☆

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