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昭和2年生まれの航海日誌

密漁と阿漕の平治 

2011年10月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 津市の平治町に゛阿漕塚”が1782年に建立されていた
ことから、浄瑠璃や歌舞伎に登場してくるような平治は実在
しては居なかっただろうが、まんざらの話でもなさそうだ。

 と、言うのは今も、伊良湖水道から入る伊勢湾、三河湾では
密漁が絶えないからである.白昼どうどうと網を曳き、アクア
ランクで、深く潜り込んで不法に魚介類を採捕しているから
である。

 密漁と言っても,禁制を破り密かに漁をするのではなく、目
的が同じであれば、地域ぐるみで容認し合い、被害者のことなど
意にとめることなく、ただ官憲の目から逃れればよいのである。

 漁業許可条件は期間、海域、漁船性能、漁具、操業方法等を
厳密に審査して、付款条件もつけられる。
 その反面、正常に操業しているように見えても、実は違反して
いる場合がある。

 例えば、底引き網を操業している時、海中の漁具は視認でき
ない。引き揚げれば判ることだが、操業を中止させることは、
あまり好ましいことではない。

 違反船が捕まり、悪事がバレルと、
「悪いことは、これからしませんから海底を元通りにきれいに
してください」と殊勝な事を言う者。

「内のカチャンがヘリコプターのドエライ音と風で臨月なのに
おかしくなった。どなにしてくれる」と脅しつけてくる奴。

「それなら、船に乗せてくるな!」
「食えんからや」
 危害をくわえたり、船体、器物に損傷を与えてはならないこと
は肝に命じている。

 こんなとき、阿漕の平治さんなら何と云う。
「わしは、母さんのため、魚を一匹獲って極刑に処せられた。
ためと言って、掟を破ってはいかん。

 最近は、福祉のため、健康のためと、言っては税金を上げよう
として、他とのバランスを崩している。それでもとがめを受けな
い。楽な事だ。
 御上は、昔も今も変わりがないのう」

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