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太郎に会いに 

2022年11月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:動物・ペット

生石高原の太郎に会いに行ってきた。
この時期の生石高原はすすきの高原としてたいへんにぎわっている。
太郎はそのすすきの高原から少し下ったところの保護飼育獣舎にいる。
太郎はもう30歳を有に超している。
着いてすぐに太郎の所に向かったが太郎の姿がない。
となりの熊子は獣舎の中で元気に遊んでいた。
もしやと思って何度も何度も声をかけるが
やっぱり太郎の姿がない。
いよいよ心配が強くなって獣舎の後ろに回るが
鉄製のドアで中が見えない。
隙間から覗くも見えずいよいよ諦めかけて熊子に持参した落花生をあげていたらドアの隙間からのそのそ太郎が現れた。
無事生きていてくれたことに安堵したええ歳したおっさんが涙でくしゃくしゃになった顏で「太郎」「太郎」と声をあげていた。
けれど太郎は前回来たときとはとずいぶん違っていた。
歩くのがゆっくりでのそのそしか歩けない。
落花生のプレゼントの所に座り込んで転がり落ちる落花生を起用に歯で割って中身を食べるのだが
それもずいぶんてこずってる様子だった。
一方隣の熊子は元気いっぱいで
落花生をいくらでも上手に食べる。
太郎の方に行くと太郎の獣舎のところまで行って柵に立ち上がっておくれおくれをする。
まことに可愛い。
若くて毛並みも美しい。

プレゼントの落花生1つ1つ転がしてあげてるところに年配の夫婦連れの方がやってきて太郎のことや花子のことの話した。
一緒に落花生をあげると太郎も熊子も喜ぶ様子を見てそのご夫婦も次回来るときは落花生のプレゼントを持ってくると話してくれた。

そうこうしているうちに
持参の落花生は全部食べてしまった。

もうあげるものがなくなって太郎と熊子にまた来るよと約束して獣舎を後にした。

太郎はもう32歳。
大変な高齢だ。
この冬を無事に越すことができるのか
それが心配だ。



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