生命系の進化論

9.7 energy の集中 

2022年01月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:生命系の進化論

9.7 energy の集中
経済はまさにグローバルだね。日本だけで生活防御を唱えても、何ともならない程の金額が、世界を駆け巡っている。エネルギー生産の増大とともに、昔のようにもはや孤立した文化を持つ国は無くなり、それが交じり合って、大きな文化の融合が起こる時代になった。個人レベルでも、国を超えた交流が強くなる。

科学技術分野では、一国ではもはや賄いきれない程高価な実験施設を使用しなければ得られない、精度の高いデータを要求されている。例えば、スイスの大型ハドロン衝突型加速器は多くの国の援助と世界の科学者および技術者により作られ、研究テーマは世界の科学者が共同で行っている。その成果はヒッグス粒子の発見につながり、質量が何故あるかの論理解明に一歩近づいた。

国際宇宙ステーションも同じだし、ハワイやチリの天文台なども、世界の共同研究者の宇宙観察に役立っている。地球自身が電波天文台です。このように、先端科学開発の規模は一国の予算(energy)では補えないほどスケールが大きくなり、高価な観測施設を要求するようになっている。忘れていた。南極観測基地も、私が小学生の頃に何処の領土にも属さないという南極条約が取り交わされ、今に至っている。

音楽やアニメなども同様だ。人間の欲望の基本は世界を超えて変わる事はないので、これで稼げると思った仕掛け人は国を超えて稼ぎまくる。したがって、一地域で流行する歌はすぐ世界を駆け巡り、お金儲けの手段になる。アニメも、ゲームソフトも同様である。庶民の思いは世界どこでも変わるものではない。

「企業は世界から帰って来い」への反論
メディアの中では、「日本企業は中国から帰って来い」とよく言われますが。それは一事が万事という発想です。中国経済がどれほどかを、理解して話されているのか疑問です。帰ってきたとしても、パラサイトシングルの多い日本においては、3K の職場で働く人々がどれだけいるか、疑問です。中国は何と言っても大きな市場ですよ。仲良くやっている会社も多い。インドでは、自動車メーカの工場が、共産党の煽動による労働争議から工場閉鎖に追い込まれましたが、グローバルな民間会社は、そのようなリスクを越えて進出していくものです。いつまでも国という意識に縛られていると、経済の流れを見誤ります。

何処の国もそうだが国などは、縄張りを争う暴力団のようなものだと気づこう。国は、弱者の為にはありません。弱者は、民間における経済発展の方が、豊かになります。

皆さん方の話している日本企業って、国営企業のことを言っているのですか。民間企業は、日本の国に登記している会社であっても、日本国の所有物でなく、世界に住む株主のものです。そこを認識しないと、可笑しな話になります。



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