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年果月日記(11)...　

2021年12月25日
テーマ：テーマ無し

本日は，コロナ禍の2回目のクリスマス．
買い出し兼散歩に出かけ．何度か立ち寄って話をしたバイクのカスタムショップ．
ガレージの灯りが，ちょうど聖夜のキャンドルの灯火のように見えた．
















　 　 Les lumi?res du garage ressemblent ? celles de No?l...
　　　Leica M10+DJ-Optical 7artisans 50mm F1.1




















■ο株感染のリスク
日本では，δ株の動きがおとなしくなっているこの時期に，”ο株は感染してもたいしたことはない”というような風潮ができつつあるが...
イギリスMIRROR紙オンライン版の”Major report says Omicron Covid variant IS milder but high infections remain concern(20:44, 22 Dec 202)” とImperial Colleg of LondonのRort50を一部翻訳しまとめてみた...　
参考になれば．

イギリスImperial College of LondonのReport 50(プレプリントであるが)で，WHO感染症モデリング共同センター，MRC世界感染症分析センター，ジャミール研究所，インペリアル・カレッジ・ロンドンからなるチームがδ株との比較で，ο株感染者は，入院する確率が20〜25％低いと発表した．また，1泊以上の入院をする確率も40〜45%低いことが分かった．
また，感染歴があると，入院のリスクは約50％減少し，1日以上の入院のリスクは61％減少するとした．

ただ，同大学Faculty of Medicine, School of Public Healthのニール・ファーガソン教授は次のように警告している：
「ο株によってワクチンがもつ感染防御効果を低下させるとい事実で，この入院低減率は相殺されてしまうだろう」．「ο株の高い感染性を考えると，ここ数週間のようなペースで患者が増え続ければ，医療サービスの需要がより高まるだろう」(筆者注: 研究によってやや異なるが，ο株の実効再生産数R0＝は4もある．つまり，たとえ軽症でも軽症感染者がどんどん増加すれば，医療が逼迫し，十分な医療ができずに結果的に重症者，死亡者が増えてしまうということが起こってしまうということを示唆しているわけだ）．


ジョンソン首相は，状況はまだ「微妙にバランスが取れている」と強調するが，クリスマス後すぐに厳しい措置を導入することを否定しなかった．NHS(イギリス国民医療制度)のMedical OfficerであるChris Whitty氏は，NHSにとって「今後数週間は厳しいものとなるだろう」と警告している．

ウェールズでは最も厳しい規則を導入し，マーク・ドレイクフォード第一首相は，新しい規則がボクシングデーから適用されると述べ，「英国政府は麻痺状態にある」ため，代わりに分権行政がそれらを導入しているのだと付け加えた．

月曜日からは，在宅勤務が可能な状態で出勤した場合，労働者は60ポンドの固定罰通知を受け，企業は1,000ポンドの罰金を科されることになる．

■東京
昨日，東京で初のο株市中感染者が発表された．16日に発症したとのこと．
クリニックの医師だという．患者からなのか，外出先でなのか，しかし，それらの可能性は低いらしい．


いよいよ，年末に来ていやな予兆だ．
第6波は，来年1月の半ば頃からというシミュレーションもある．


これまでの感染ピークは，ほぼ4ヶ月おきに襲来してきている．今回のο株は，感染力の強さがδ株の4倍ほどというから，1ヶ月以内にピークが来てもおかしくない．


なんせ，アメリカでは1ヶ月で，前月の6倍に感染者が増えたのだから(アメリカとはさまざまな環境が違うということはあるが)．ο株は，感染者力が強い分，次の感染者に感染させる日数も3〜6日とδ株よりも速い．


ο株もさることながら，δ株による感染者数は，また徐々に増えつつある．
12月1日〜24日までの週平均で，
第1週13人
第2週18人
第3週21人
第4週39人（24日までのデータで）
と微増しつつある．今週に入って，月曜38人，火4０，水37，金39と前週よりも各曜日も明らかに増えている傾向にある．


観光地への人の出が多くなり，京都嵐山の人出はけっこうなものだ．
飲食店での混み具合や大声の会話，マスク会食の不徹底など気の緩みが見て取れる．
もうコロナは落ち着いたとでも思っているのだろうか．このままだと，シミュレーションのように第6波がすぐに来る．


■海外からの帰国者に対する隔離措置
船舶，飛行機の搭乗客を全て待機施設に入れるという措置はたいへんによいのだが，このやり方でいつまで持ち堪えられるのか．
実際問題，東京では，自宅待機を要請しても施設への入居要請を無視して自宅待機している者がすでに600人以上いるという．本当に自宅待機しているのかどうかは怪しいものだ．こういう漏れをどうするのか．携帯アプリで毎日，居場所の確認，体調確認をするというが，これも抜け穴はいっぱい．
法的拘束力のない要請の無力さを見る．感染症法の改定を1年以上も時間があったのに，やってこなかったツケをまた先送りするつもりらしい．

■沖縄
ニュースで知られているように，キャンプ・ハンセンで多数の陽性者が出ている．累計数240人．立派なクラスターだ．
多くはδ株だとされるが，ο株もいるはず．いや，アメリカ本土からフリーパスで入国しているのだから，大半がο株の可能性だってある．
基地内の状況を日本には教えないとしている．日米地位協定の差別的内容に基づく酷い話だ．日本をバカにしている．
9月から日本に派遣されてきている米兵は，出国時にPCR検査をしていないという．それがあの閉鎖施設で爆発的に感染流行している．
その他の在沖縄米軍基地でも陽性者は10人出ている．
最近になって外出禁止にしたが，それまではマスクなどせずに，基地外へ夜な夜な外出している．なんと恐ろしい！
これまでの米軍の累計患者数は3,135人．

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