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昭和2年生まれの航海日誌

木と話をするオトコ(3) 

2011年09月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


       ( ユリノキ並木)

 街の中に壮大なケヤキ並木や、トチ、メタセコイア,クスノキ
の高木、ツバキ、ヒイラギ,アオキ、サカキ等の常緑低木、夏を彩っ
た百日紅が植樹された公園がある。

 付近の住民はどんな邸宅でも、これほどの樹木はあるまい、と
嬉しく、誇りと愛着を感じている。

 ある日のことコ―ポの東側にあった大きなケヤキが3本切り
倒されていた。
 驚いた。
「どうしたの」、と傍のユリノキに尋ねた。
「西風の強い日は防いでくれたし、日照りの時はオラが陰をつ
くって互いに助け合い40年を過ごしてきた。これから、どう
しよう」

「ここの御仁は、バラのため大木を倒してまでもやりたいらし
い。困ったヤカラであるぞ」

 それだけではなかった。
 秋風が吹き始めた頃、残暑が厳しいのに,切り倒したケヤキの
東側にある並木のユリノキを5本も丸坊主にしてしまった。
 整枝の時期の選定、技術の低劣もあって、翌年の春には枯死
してしまっていた。りっぱな木だった。
 これは市当局が個人の要請に答えたものであることは容易に
察知できた。

 一企業や個人の言うことに飛び乗り、見切り発車をするのは
もう、原発開発だけで終わりにしてもらいたい。

 これでいいものか。
市の担当部局にモノ申した。住所、氏名明記の手紙だ。内容は
事実に基づき強烈に不適切な行為をなじった。でも、平素の努力に
たいしては感謝もするが、今回は苦情のみを伝えた事を末尾に加え
た。

 暫くして、係員が説明に来た。
 ユリノキは孫の孫の代になっても戻らない。
致し方がない、せめて今日きた好漢に理解してもらったら、
よいことにしよう。


 

 

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