メニュー

ドロップシッピング新米店長たのきんの挑戦奮闘記

アイビスサマーダッシュ 血統考察 

2021年07月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


?アイビスサマーダッシュ(G3)血統的考察先週の函館記念(G3)は、3番手を追走したトーセンスーリヤ(2番人気)が4コーナー手前で先頭に立ち、後続に3馬身差をつけて快勝した。昨年の新潟大賞典(G3)以来2つめの重賞制覇となる。ローエングリン産駒といえば皐月賞(G1)と安田記念(G1)を勝ったロゴタイプの名が真っ先に思い浮かぶが、同馬とトーセンスーリヤは、いずれもヘイローのクロスと、サドラーズウェルズとヌレイエフの4分の3同血クロスを持つ、という配合的共通点がある。さて、今週はアイビスサマーダッシュ(G3・芝1000m)。イギリスのクラシックレースである1000ギニー(G1・芝8f)と2000ギニー(G1・芝8f)は直線コースで行われる。フランスのトップマイラーが集うジャックルマロワ賞(G1・芝1600m)も同様だ。ヨーロッパでは各地の競馬場に直線コースが設置され、そこで開催されるビッグレースも珍しいものではない。日本は国土が狭いせいもあり直線コースは新潟競馬場にしかなく、コース改修工事が行われたあとの2001年に初めてお目見えした。直線1000mのコースを実現するために、それまで右回りだったコースをわざわざ左回りにするという大改造があった。重賞はアイビスサマーダッシュだけ。今年もスピード自慢が一堂に会し、極限のスピード勝負を繰り広げることになる。01年のレース創設以来、昨年まで20回レースが行われたが、牝馬が優勢という傾向が出ている。過去40頭の連対馬のうち22頭が牝馬、18頭が牡馬・セン馬。勝ち馬を見ると牝馬13勝、牡馬・セン馬7勝と大きな開きがある。出走頭数は牝馬より牡馬のほうがはるかに多く、連対率に直すと牝馬16.9%(130頭出走で22連対)に対して牡馬・セン馬は9.8%(182頭出走で18連対)。一般に牝馬は暑さへの耐久力があるといわれ、スピードを競うレースにも強い。そのあたりが結果に表れているのだろう。過去20回のうち牝馬が連対できなかったのは2回しかない。逆に牝馬のワンツーフィニッシュは4回ある。昨年は1〜5着のうち1、3、4、5着を占めた。【モントライゼ】「ダイワメジャー×ネイエフ」という組み合わせ。母ムーングロウはメディチアンの半妹。「ダイワメジャー×メディチアン」といえばアドマイヤマーズ(香港マイル、NHKマイル、朝日杯FS)が出ている。本馬とアドマイヤマーズは血統構成が似ている。2歳時に京王杯2歳S(G2)を勝っているが、このときは掛かり気味に2番手を追走し、直線で先頭に立ったものの、ゴール前で脚いろが鈍ってロードマックスにクビ差まで詰め寄られた。ダイワメジャー産駒はこれまで7頭が出走して19年の3着馬オールポッシブルが最高着順だが、本馬は前進気勢が強いタイプなので、適性面に問題はない。前走の葵S(重賞・芝1200m)は5着と敗れたが、スタート後しばらくして挟まれて下がる不利があった。まともなら勝ち負けになっていたはずだ。距離短縮、初の直線競馬は、むしろ楽しみのほうが大きい。【ライオンボス】「バトルプラン×ステイゴールド」という組み合わせ。父バトルプランはフランダース(米2歳牝馬チャンピオン)を母に、サーフサイド(米3歳牝馬チャンピオン)を半姉に持つ超良血。一昨年のこのレースの覇者で、昨年は2着と、このレースに高い適性を示している。新潟直線1000mでは[4-2-0-1]。父バトルプランはブレスジャーニー(東京スポーツ杯2歳S、サウジアラビアロイヤルC)、マイネルシュバリエ(札幌2歳S-2着)などを出しているが、パワー型のエンパイアメーカーを父に持つこともあり、全体的な産駒成績を見ると芝よりもダートを得意としている。母の父ステイゴールドの燃えやすい気性と、アメリカ血統に由来するスピードの持続力がうまく噛み合い、スプリンターとしての才能を開花させたのだろう。前走の韋駄天S(OP)は9着。直線コースで初めて連対を外したが、58kgのハンデ(ハンデ2位が54kg)に加え、渋った馬場(稍重)が合わなかった。現時点の天気予報は週末まで晴れ。調子に問題がなければ巻き返せるだろう。【タマモメイトウ】「エイシンフラッシュ×メジロライアン」という組み合わせ。母チャームアンサーは未勝利馬だが、タマモサポート(京都金杯)の半妹にあたる。とてもスプリンターとは思えない組み合わせながら、短い距離で実績を挙げているのは、2代母アンサーミーが「ジョリーズヘイロー×グリーンデザート」というスピード型の血であることも影響しているのだろう。前走は初の直線競馬で、16頭立ての14番人気とまったくの人気薄だったが、後方から進路を探しつつジグザグに伸びて差し切った。直線コースへの適性の高さを感じさせる内容だった。ライオンボスとの斤量差は、前走の5kgから1kgに縮まる。さすがに楽ではないが、争覇圏の一頭ではある。ちなみに、タマモメイトウとライオンボスは、いずれも新冠の対馬正さんの生産馬だ。【オールアットワンス】「マクフィ×シュプリームギフト」という組み合わせ。母シュプリームギフトはディープインパクト産駒ながら芝短距離で活躍し、函館スプリントS(G3)2着、京阪杯(G3)とキーンランドC(G3)で3着という成績を残した。その兄弟にはベステゲシェンク(オーシャンS-3着)、ロワアブソリュー(アーリントンC-3着)などがいる。2代母スーヴェニアギフトはランダルースS(米G3・ダ6f)を勝ち、デルマーデビュターントS(米G1・ダ7f)2着。スピード色の強いファミリーだ。父マクフィは欧州の名種牡馬ドバウィの仔で、現3歳世代が日本における初年度産駒。先週までの時点でJRAで芝10勝、ダート20勝という成績。ルーチェドーロ(全日本2歳優駿-3着)、カレンロマチェンコ(昇竜S)、ヴィジュネル(ニュージーランドトロフィー-4着)などが出ており好成績だ。スプリント能力の高いグリーンデザートを抱えているためか芝短距離の成績は悪くない。前走の葵S(重賞・芝1200m)はハナ+1馬身差の3着。人気のモントライゼ(5着)は不利があったとはいえ、本馬は2月以来3ヵ月ぶりの実戦でそれに先着を果たしている。アイビスサマーダッシュは、レース創設以来、3歳牝馬が計12頭が出走し[2-3-2-5]。勝率16.7%、連対率41.7%、複勝率58.3%は素晴らしい。単勝回収率330%、複勝回収率177%という成績も抜群だ。新潟直線1000mといえば外枠有利が定説。このレースも、過去10年間の連対馬20頭のうち13頭が半分よりも外の枠だった。特殊なコースではあるがコース経験は問わず、初コースの馬でも力があれば連対できる。以上の傾向を踏まえつつ、調教の動きや枠順などを総合的に判断し、週末に最終結論を出したい。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ