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平成の虚無僧一路の日記

「砂の器」 2011年版 

2011年09月12日 外部ブログ記事
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今年3月12日・13日放送予定だったテレビ朝日の『砂の器』。
震災報道で延期され、9月10、11日に放映された。

たまたま先日 You-tubeで、加藤剛の映画版と、中居正弘の
TV版を断片的に見ていたところだった。

天才ピアニスト兼作曲家の和賀英良こと本浦秀夫を、1974年
の映画では加藤剛が、2004年のTBS「日曜劇場版」では
中居正弘が演じた。

2作品とも、犯人の「和賀英良こと本浦秀夫」を主役にして
描かれているのに対して、今回のテレビ朝日では、刑事・
吉村弘氏の視点で描いている。配役も「玉木宏」。
和賀英良は「佐々木蔵之介」。

「加藤剛」も「中居正弘」もキャラが“善人”すぎて、
なんで、恩人の三木巡査を殺さねばならなかったのかが、
いまひとつ弱かった。

今回の「佐々木蔵之介」の「目つき」は、差別に耐えて
必死に生きてきた男の執念を感じさせる。

前回の作品では、「中居正弘」がテーマ曲の千住明作曲
『宿命』を 猛特訓の末、自ら弾き、また、後半は、
ほとんどセリフ無しで、追いつめられる不安と恐怖を、
目の表情だけで演技し、好評だった。

それだけに、なぜ 今 五度目のリメイクなのか。
しかも、原作に近く、戦前戦後の時代設定だ。

本浦秀夫は、空襲で法務局の戸籍の原簿が失われたことに
目をつけ、戦後、戸籍の回復で和賀英良になりすました。

折りしも、今年3月、津波で一家全員が亡くなられたり、
役場の住民票も流されるという事件が起きた。また、
このようなサスペンスがうまれるのだろうか。

そういえば、水上勉の『飢餓海峡』は、昭和29年の台風
16号による洞爺丸沈没事件。内田康夫の『平家落人伝説』は
昭和34年の伊勢湾台風によって、戸籍を取替え、他人に
なりすます話だ。

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