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平成の虚無僧一路の日記
郡長正割腹の真相
2021年06月26日
テーマ:テーマ無し
郡 長正(こおり ながまさ)を知っていますか?
郡 長正は会津藩家老 萱野 長修の次男として生まれるが、明治2年父が会津戦争の責任を負って自害すると、お家断絶。郡姓に改姓した。
明治3年豊前豊津藩(旧小倉藩)の藩校 育徳館に留学する。
ところが、翌明治4年5月、郡 長正は育徳館の寮で自害して果てた。遺書はなく、戦前の書物では「母親に寮の食事の不満を述べた手紙を同輩に見られたことを恥じての自害」とされてきた。
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数年前ですが、小倉から行橋、そして豊津(現 みやこ町)へと虚無僧で旅してきました。目的地は、みやこ町にある郡長正の墓参り。そして旧豊津中学(育徳館)内にあるという郡長正の碑を訪ねたのですが、在校生に訪ねても誰知らないというのでがっかり。失望して帰ってきました。
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「郡長正」の話は、私も幼い頃から母に聞かされており「食べ物の不足はいってはならない」と教えられてきました。
昭和16年に亜細亜書房から出された狭間祐行著「維新秘史 会津戦争」も読んで感銘を受けました。
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しかし、子供心に「長正が食べ物の不足を母に愚痴るはずはない、そんな事で腹を斬るわけがない」と疑問に思っていました。
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ところが平成15年宇都宮泰長氏によって「会津少年郡長正自刃の真相」という本がだされ、納得です。
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その場に居合わせた豊津藩・育徳館の人たちの子孫たちが語り伝えていた真相です。「母親への手紙」というのは作家の創作。当時明治4年郵便制度はまだ未発達で、母親との手紙の往還などあり得ないということです。
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育徳館に留学した仲間に「神保修理の子神保岩之助がおり、長正が鳥羽伏見の敗因を作った神保修理を責めたたりして留学生同士の喧嘩が始まった。その仲裁にあたった豊津藩の生徒に対して、長正は「小倉(豊津)藩は長州に攻められた時、城を捨てていち早く逃げたではないか」とやじった。これに対して、豊津藩の中川三郎が「いや逃げたのではない。町人たちが戦火に巻き込まれるのを避けるため、ここ豊津まで移動して、長州を相手によく戦い、持ちこたえた」と説明した。そして「会津藩も山間部で戦えば、冬までの持久戦になって被害も少なかったであろう」と。長正の父萱野長修はまさに、越後口の山間部で戦っていた。長正は「それみろ、父は正しかった」といってまた仲間内の争いがはじまった。また、中川三郎は「豊津藩は会津戦争後、猪苗代から数百名の会津藩士を東京までの護送の任にあたった。その苦労は筆舌に尽くし難い。豊津藩としては会津に同情して厚遇したが、脱走すね者が後を絶たず、当藩は責任を問われた。諸君らは戦争の勝ち負けを今更論じても始まらない。学業にいしみ、会津藩を再興すべきだ」と諭した。その言葉に長正は深く反省し「豊津藩に暴言を吐いたことを詫び、殿様にあやまらなくてはいけない」と神妙になった。それを心配して、長正を別室に移したが、その晩、長正は腹を斬ったというもの。
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「食事がまずい」と母に送った手紙を読まれて「会津の死に損ない」とやじられ腹を斬ったというのは、後世の作家の作り話。私はこうした作為に憤りを感じます。
今、復元された日新館内にこのような展示があるそうな。断じて許しがたい。
だから私は、会津武家屋敷も日新館も飯盛山も行きません。嘘でかためた観光資源には辟易しています。
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