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ドロップシッピング新米店長たのきんの挑戦奮闘記

オークス(G1)血統 

2021年05月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


?オークス(G1)血統的考察先週のヴィクトリアマイル(G1)は、中団の外を追走した◎グランアレグリア(1番人気)が直線で豪快に抜け出し、ランブリングアレー(10番人気)以下に4馬身差をつけて圧勝した。牡馬相手にG1を3連勝し、安田記念(G1)ではアーモンドアイを破った実績のある女傑だけに、ここでは完全に手合い違いだった。次走は安田記念。昨年のヴィクトリアマイルを4馬身差で圧勝したアーモンドアイは、断然人気に推された安田記念で◎グランアレグリアの2着に敗れた。中2週の調整は決して簡単ではない。ただ、今年は昨年の◎グランアレグリアのような役割を果たす馬が見当たらないので、調整ミスや馬場悪化がなければ連覇を果たす可能性が高い。さて、今週はオークス(G1・芝2400m)。出走すれば人気を集めていたであろうサトノレイナスが日本ダービーに回ったので、ソダシが一本かぶりの人気に推されるだろう。【ソダシ】「クロフネ×キングカメハメハ」という組み合わせで、母ブチコはユニコーンS(G3)5着馬。近親にメイケイエール(チューリップ賞、ファンタジーS、小倉2歳S)、ハヤヤッコ(レパードS)、ユキチャン(関東オークスなど重賞3勝)などがいる。シラユキヒメにさかのぼる白毛のファミリーは、ここにきて日本を代表する牝系のひとつに躍り出た感すらある。クロフネ産駒は牡と牝とで適正距離に違いが見られる。平地の芝平均勝ち距離は、牡が1723m、牝が1473m。じっさい、牝の活躍馬は、カレンチャン、アエロリット、スリープレスナイト、ホエールキャプチャなどスピードタイプがほとんどで、牝馬が勝ったG1レースの内訳は、1200m戦が3つ、1600m戦が4つとなっている。母ブチコはダート1800mがベスト。その全兄シロニイは芝3000mの阪神大賞典(G2)で4着、芝3200mの松籟S(3勝クラス)で4着という実績を残したステイヤー。ソダシと4分の3同血(父が同じで母同士が親子)のユキチャンはダート2100mの関東オークスを制覇した。スタミナ面に不安のない一族といえる。現在、オークスは1番人気が5連勝中で、7年連続で連対を果たしている。人気に推された馬が圧倒的に強いレースだ。ソダシより前に桜花賞で連対を果たしたクロフネ産駒のホエールキャプチャは、本質的には1600m〜2000mがベストだったが、オークスで3着と健闘している。のちにヴィクトリアマイルを勝つことになる馬だが、3歳春の世代限定戦では2400mでも上位に食い込むことができる。そして、ソダシはホエールキャプチャよりも強い。とはいえ、机上の計算通りに行かないのが競馬。ここ3戦、速いペースのマイル戦を走っており、前走の桜花賞は800m通過45秒2の超ハイペースを3番手で追走した。今回のオークスは2400m戦なので、ゆっくり走らなければならない。鞍上の指示に従ってそれができるかどうかが鍵となる。【アカイトリノムスメ】「ディープインパクト×キングカメハメハ」という組み合わせで、ジナンボー(新潟記念-2着)、ラインベック(東京スポーツ杯2歳S-3着)の全妹。母アパパネは2010年の牝馬三冠馬。それに加えて阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)とヴィクトリアマイル(G1)を制している。「ディープ×キンカメ」の組み合わせは成功しており、ワグネリアン(日本ダービー)、デニムアンドルビー(フローラS、ローズS)などの重賞勝ち馬が出ている。初戦は見せ場なく7着と敗れたが、2戦目以降、未勝利戦(東京芝1600m)→赤松賞(2歳1勝クラス・芝1600m)→クイーンC(G3・芝1600m)と3連勝。前走の桜花賞は4着だった。東京芝では3戦全勝だが、母アパパネは牝馬三冠を達成しているとはいえ本質的にはマイラーで、オークスはサンテミリオンと同着、という薄氷の勝利だった。娘は父ディープインパクトの伸びやかさを受け継いで、母よりは距離をこなせる印象だが、2400mへの距離延長がプラスというタイプではない。ただ、ソダシほどではないにしろ、地力の高い馬なので、道中折り合って2400m向きの走りができれば上位入線可能だろう。【ユーバーレーベン】「ゴールドシップ×ロージズインメイ」という組み合わせ。マイネルファンロン(函館記念-2着、スプリングS-3着)の4分の3妹(父同士が親子で母が同じ)にあたる。2代母マイネヌーヴェルはフラワーC(G3)の勝ち馬。昨年夏の札幌2歳Sでソダシとクビ差の接戦を演じ2着。阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)はスタートで出負けして外を回りながらソダシからハナ、クビ差の3着。世代トップクラスの能力の持ち主であることは間違いない。フラワーCで3着と敗れたためオークス一本に目標を絞り、前走のフローラS(G2)は3着。馬群に入れないため外を回るロスがついて回るが、父がゴールドシップだけに2400mへの距離延長はプラスだろう。「ゴールドシップ×ロージズインメイ×ブライアンズタイム」という配合なので切れる脚は期待できず、決め手比べに弱みがある。その反面、ハイペースの消耗戦となりスタミナが活きるような展開になればおもしろい。思い切って前に行って活路を開きたいところ。【ステラリア】「キズナ×モティヴェイター」という組み合わせで、母ポリネイターは現役時代にメイヒルS(英G2・芝8ハロン)を勝った。母の父モティヴェイターは英ダービー馬で、女傑トレヴ(凱旋門賞2回、仏オークスなどG1を6勝)の父として知られている。気難しさを伝えるが、ブルードメアサイアーとしては成功しており、ヴァンドギャルド(富士S、ドバイターフ-2着)や、姉弟で活躍しているメロディーレーン(菊花賞-5着)とタイトルホルダー(弥生賞ディープインパクト記念、皐月賞-2着)などを出している。モティヴェイターのスタミナの影響か1800m以上の距離が欲しいタイプ。前々走のクイーンC(G3)は、スタートで躓いて後方からの競馬となり、直線で大外から追い上げたものの6着が精一杯。芝1600mという条件も忙しかった。前走の忘れな草賞(L・芝2000m)は、高速馬場とはいえ1分58秒0のレースレコードで快勝。2ハロンの距離延長も大きなプラスだった。これまでに挙げた2勝は1800mと2000m。1600m以下では4戦して勝っていない。2400mへの距離延長は大歓迎。母の父モティヴェイターは、重厚なサドラーズウェルズ系なので、スタミナと同時に大レース向きの底力を伝えている。皐月賞で人気薄のタイトルホルダーが2着に食い込んだように、ステラリアもオークスで波瀾を演出する可能性は十分。キズナ産駒だけに馬場が渋っても問題ない。【ファインルージュ】「キズナ×ボストンハーバー」という組み合わせ。母パシオンルージュは短距離で3勝を挙げた活躍馬で、その半弟に新潟2歳S(G3)をレコード勝ちしたザラストロがいる。1月のフェアリーS(G3)を2馬身半差で楽勝。2着のホウオウイクセルは次走フラワーC(G3)を勝ったのでレベルが低かったわけではない。前走の桜花賞は8番人気ながらソダシから0秒1差3着。世代トップと手合わせするのは初めてだったが、互角の勝負に持ち込んだ。2代母の父が長距離向きのダンスインザダークだが、母の父がスピード型のボストンハーバーで、母パシオンルージュはその影響を受けて芝1000〜1200mがベストのスプリンターだった。距離延長は歓迎ではないだろう。ただ、相手なりに走れるタイプで、世代トップと差のない地力を持ち合わせているので、押さえておきたい馬ではある。【ククナ】「キングカメハメハ×ディープインパクト」という組み合わせで、母クルミナルは2015年のオークス3着馬(桜花賞は2着)。前走の桜花賞(G1)は最後方から競馬を進めて6着。位置取りが極端すぎたものの最後はいい脚で追い込んできた。今回は横山武史騎手に乗り替わるのでおもしろい。東京コースではアルテミスS(G3)2着、クイーンC(G3)3着と凡走がなく、距離延長の今回は中団あたりにつけられるはず。ラストの決め手は父キングカメハメハというより母クルミナル譲りの鋭さがあり、距離延長もプラス。一発があっても不思議はない。調教の動きや枠順などを総合的に判断し、週末に最終結論を出したい。

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