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たかが一人、されど一人

諸行無常 

2021年05月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 明日のこどもの日は余り天気が良くないらしいが、代わりに今日は終日五月晴れが続きそうだ。東京都から外に出ることは緊急事態宣言の趣旨に反するので自粛して、昨日は都内の里山に日帰りでハイキングに行った。目標は御岳山と日の出山、7時に次女と新宿で待ち合わせして立川で青梅線に乗り換えたが、初めて見るような混雑ぶり。恐らくこれまで春の大型連休中に青梅線に乗ったことが無かったのだろう。当然ながら山も結構人が出ている。家族連れが多いのも頷ける。今回は山登りを敬遠して、最初はケーブルカーでいきなり800メートル超える地点からの歩きはじめ。200メートル登ればもう御嶽山、神社にお参りしてから後は謂わば尾根歩き、なだらかな登り降りの快適なハイキングで目標の日の出山。あとは少し距離はあるが降り一方の初心者向けコースにした。娘は先月筑波山に行っているので、毎回翌日に疲れが残るような目に合わせたくないとの思いもあるが、娘からするとそんな心配は無用で、むしろ親父のことのほうが心配らしい。実は早朝に娘から電話が来て「今日は午後に雷注意と言ってるよ、明日の方が天気が良さそうだから明日にしない?」と言うのを「心配するな。」とやや強引に引っ張り出したので内心ヒヤヒヤしていたが、幸い1:40には日の出山の登山口に下山が出来て心配は無用になった。詳細は下記をご参照ください。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3140679.html少し無理を言ったのには訳がある。と言うのは、高校生の頃から長く付き合った友人の息子さんから「父が会いたがっているので、見舞ってほしい。」と言われて1日の土曜日に見舞いに行ったからだ。彼は東京の人で学年も一年下なので学校での縁は何も無かったが、スキーが好きでこちらが高校時代からアルバイト同様に住み込んでいた山小屋で知り合った。そしてこちらが大学生になって上京すると、逆に彼の家族に世話になったりはしたし、彼からは、こちらが全く不案内な東京について色々教えてもらい、以来生涯を通して付き合うようになっていた。その彼が末期の膵臓がんであることは知っていたが、実際に見舞ってみると、自宅で酸素吸入をしながら既に起き上がることさえ出来なくなっていた。末期の病人を見舞った経験は少ないが、やはり癌で亡くなった次兄を最後に見舞った時の印象が蘇った。見舞いを喜んではくれたが、どう見ても命が旦夕に迫っていることが分かったような気がした。故に不要不急の遊びごとは早く済まそうと思って娘の言い分を聞かなかった次第だ。案の定と言っては申し訳ないが、先程息子さんからの訃報が届いてしまった。改めて命の儚さに思いが行ってしまう。周りには元気な人も多いが、なんと言っても年が年、娘の言葉「お父さん、山を付き合うのは良いけれど、一緒にいる時転ばないでね。」が重く響く。

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