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葵から菊へ
鉄道省年報大正10年に『品川埋立擴張工事ハ其ノ全部ヲ完成セリ』高輪築堤を壊した記録はなかった「土木と建築の融合再開発ビル」に設計変更を!
2021年04月13日
テーマ:テーマ無し
国立国会図書館「鉄道省年報 大正10年度 第三章 改良工事」に『前年度ヨリ鐵道施行二係ル東海道線新橋驛保土ヶ谷間改良工事ノ内(略)品川埋立擴張工事ハ停車場擴張残工事ヲ了へ其ノ全部ヲ完成セリ、』とありました。この年報には「鐵道開業五十年」の記述もありました。
港区教育委員会の「出土の経緯」には『高輪築堤は、平成31(2019)年4月、品川駅改良工事の際に石垣の一部が発見されました。この発見は、周辺の埋め立てに際して既に取り壊されていると考えられていた高輪築堤の残存を確認するきっかけとなりました。築堤が開発計画エリア内に残存している可能性があると考え、令和元(2019)年11月の山手線・京浜東北線の線路切換 工事完了以降、築堤の残存状況を確認する試掘調査を実施しました。その結果、旧山手線・旧京浜東北線の線路下より高輪築堤が見つかりました。石垣上部の石は取り除かれているものの、開業当時の線路に敷かれたバラストが確認されるなど、比較的良好な状態で残存していることを確認しました。現在は築堤全体を検出する調査のほか、一部で築堤の内部構造等に関する調査を実施しています。』となっていますが、多分JR東日本の言い訳だと考えます。さらに管理人の質問に「線路があったので地質調査のボーリンが出来なかった」と回答しています。
「鉄道に与えられたこの使命は、100年たった現在でも変ってはいない。国鉄は商売ではないのである。」と、旧国鉄時代の東京南鉄道管理局が編輯した「汐留・品川・櫻木町驛百年史」の中で、彼らは鉄道マンとして誇らしげに謳っています。
線路3線だった高輪築堤山側の運河を埋め立て、4線化が完了したのが明治42年で、6線化が完了したのは文献資料によると異なりますが大正3、8、10年のようです。(鉄道博物館調べ)。
築堤工事の土砂は八っ山や御殿山の土取場から運搬し、石垣は未完成の品川第七台場や取り壊し予定の江戸城小石川門、筋違橋門、浅草門の石で築造しました。品川歴史館発刊「品川鉄道事始」より。
鉄道博物館ライブラリーは4線化が完了したのが明治42年で、6線化が完了したのは文献資料によると異なりますが大正3、8、10年のようですと回答してきました。
管理人は国立国会図書館ホームページからやっと調べて分かりましたが、旧国鉄から工事記録書類も引き継いだJR東日本は、高輪築堤と線路状況が掴めているはずです。旧国鉄時代の土木技術に長けた鉄道マンであれば、大正時代には建設機械もなく、台場の石で構築した頑丈な「築堤」を解体しないで、土盛りして線路を敷設したことを想定することは可能であります。JR東日本はそれらの事実経緯を知りながら、2013年から開発計画を進めたことになり、「周辺の埋め立てに際して既に取り壊されていると考えられていた」「線路があったので地質調査のボーリンが出来なかった」という言い訳は通りません。
JR東日本は再開発工事をストップし、地下交通広場などに高輪築堤を全面保存した「土木と建築の融合再開発ビル」に設計変更することを強く求めます。
港区教育委員会「高輪築堤」から管理人が作図。
>港区歴史郷土資料館「高輪築堤」の史資料<
>JR東日本動画<
>テレビ東京ニュース動画<
>TBSニュース動画<
>共同通信ニュース動画<
>ANNユース動画<
>FNNオンラインニュース<
(了)
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>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)
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