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いつも「迷妄」をご利用いただきありがとうございます 

2021年02月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「日本は神の国」と発言した森喜朗氏は「天皇制に迷妄する」老人だった
このBlog記事を読んだ友人のKさんが『いつも「迷妄」をご利用いただきありがとうございます。以下、駄文を草しました。ご笑覧下さい。』とメールをくれましたので転載します。
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人類は有史以来(紀元前3000年ごろ)、君主制(一人支配体制)を継続しています。現代でも日本をはじめヨーロッパの先進国でもしぶとく生き残っています。この制度から抜け出すことはなかなか容易ではないでしょう。
しかも、この君主制は死滅しないどころか、まるでコロナウィルスのように次々と変種を作り出し、みずからの延命を図るので要注意です。革命で君主制を廃止した国々で、ナポレオン、ヒットラー、スターリン、毛沢東などという恐るべき<君主>たちが誕生した事実に改めて注目すべきです。しかも、この<君主>の変種たちは、原種よりもコントロールが効かず大暴走するという危険な特性があります。民主主義の本場であり、老舗である米国ですら、21世紀になってトランプという<君主>の変種が飛び出し、暴走しました。油断がなりません。
ちなみに、イギリスはピューリタン革命で王政を廃止し共和政が成立しましたが、すぐにクロムウェルという恐るべき<君主>の変種が登場しました。しかし、クロムウェルの死後、どうせ同じ<君主>なら、変種より原種がいいだろうということで王政が復活しました。それ以後、名誉革命で再び王政を倒しても、単に<君主>の首をすげ替えるだけで、君主制そのものは維持しました。これはおそらく、君主制を廃止すると必ずクロムウェルのようなコントロールが効かない危険な変種が飛び出すという苦い教訓からだと思われます。いわば、現在のイギリスの君主制は、危険な変種の感染を防止するために政治体制に注入したワクチン(弱毒化した原種)みたいなものです。国民はこのワクチンによって、君主制に対するある種の免疫(抗体)ができるので、危険な変種の感染から免れるというわけです。
君主制という「迷妄」とはコロナウィルスのようなものかもしれません。人から人へ感染するし、世代を超えて継承されます。しかも、ある種を根絶しても次から次へと変種が生まれます。この「迷妄」を根絶することは、当分の間、人類には無理なのかもしれません。コロナ対策と同じように、その撲滅をめざすのではなく、with「迷妄」の知恵が必要なのかもしれません。
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天皇裕仁の頁にはパラフィン紙が貼られている。


(了)
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