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「日本は神の国」と発言した森喜朗氏は「天皇制に迷妄する」老人だった 

2021年02月15日 外部ブログ記事
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女性蔑視発言で批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、東京都内で開かれた組織委員会の評議員と理事による緊急会合の冒頭で責任を取って辞任することを表明した。しかし「誰かが老害、老害といいましたけど、年寄りが下がれというのはあまりいい言葉ではない。老人も国のため、世界のためにやってきているのですから、老人が悪いような言い方をされるのは極めて不愉快。」と付け加えた。本来であれば老人は、「父老・長老・元老・宿老・家老・古老・老臣・老先生・老大家」と尊敬される存在で無ければならない。
森喜朗前会長をはじめ、加山雄三、林家木久扇、伊東四朗、美空ひばり、江利チエミ、雪村いずみも管理人と同じ1937(昭和12)年生まれの丑年で敗戦時は国民学校2〜3年生だった。毎朝奉安殿で御真影に最敬礼をして、「教育勅語」と「君が代」で天皇崇拝を叩き込まれた。しかし、「日本は神の国」と発言した森以外に保守反動の人間はいない。美空ひばりは広島平和音楽祭で「一本の鉛筆」と「八月五日の夜だった」を歌っている。林家木久扇も日本テレビの「笑点」では政治批判をしている。「日本に根づいている男性優位主義の象徴」と海外メディアが批判しているが、森の思想にある根源は「天皇制」にあると思考する。
友人のKさんは「人類史から見れば、君主制の時代の方が絶対に長いのです。人類が君主という迷妄から目を覚ますのはもっと先でしょう。藤原氏から安倍首相・菅首相に至るまで時の為政者はこの迷妄を利用する方が便利なんだと思います。日本ばかりではなく、先進国のイギリス、オランダ、スエーデン、ノルウェー、デンマークなども民主主義との両立を図りつつも、依然として<立憲君主制>という君主制の変種から抜け出ることができません。人類はまだ幼年期なのです。」と管理人の質問に答えてくれた。
2001年4月「松代大本営を保存する会」主催の一橋大学吉田裕教授の講演「靖国神社の歴史」を受講した後に「靖国神社・遊就館の平和ガイド」を始めた。神社に祀られている英霊2,466,427柱(2003年10月17日現在)中、安政の大獄以降と戊辰戦争での英霊は7,751柱である。殆どが官軍の戦没者であるが「禁門の変」で戦没した会津藩士35名は英霊となっている。京都御所の蛤門や戊辰戦争の火ぶたが切られた伏見を調査・研究するために京都を訪れたことがある。
明治天皇と昭憲皇太后の伏見桃山陵を見学して驚いた。それは明治天皇陵と少し下がった丘にある昭憲皇太后陵の高低差が約20m(宮内庁書陵部桃山陵墓監区事務所で確認)あったことである。文字通り「日本に根づいている男性優位主義の象徴」であった。大正天皇・多摩陵並びに昭和天皇・武蔵野陵は見学してことがないが、Googleマップで見る限り、大正天皇と貞明皇后、昭和天皇と香淳皇后の陵に高低差があることが分かる。(小学校の時に遠足で多摩陵に行ったが、玉砂利を踏んだ記憶しかない。)
日本会議や神社本庁などが、天皇は絶対に男系であると拘っているが、天皇陵はそのことを裏付けている証左であろう。

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大正天皇・多摩陵(左側)並びに昭和天皇・武蔵野陵(右側)
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(了)
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