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痩田肥利太衛門残日録その二

旧暦の年の始まり「立春」と旧正月の西暦日付は一致せず、旧正月の新暦日付は毎年変わります 

2021年02月05日 外部ブログ記事
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二十四節気と旧正月

新暦(太陽暦)の2021年2月3日は旧暦の二十四節気の第一節気「立春」で旧暦の正月節に当たり、新しい季節の始まりでもあります。
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2年前の2019年の立春2月4日はたまたま中国の春節休み開始日と同じ日だったこと、そして、旧暦の二十四節気の第一節気であることから、これまで「立春」は旧暦の正月(1月1日)にあたるとばかり思っておりました。
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昨年、2020年1月24日から始まった春節休みで中国から観光客が大勢来日し、新型コロナウイルスの感染が拡大しました。
(それから1年経過した今日(2021/2/5)になってもまだ収まる傾向はなく、国内は経済低下と先行き不安を招き、物理的・精神的に大きな痛手を被っていますが成り行き見守るほかはありません。)
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2020年の旧正月の新暦日付1月25日だったのに今年(2021年)の旧正月の新暦日付は2月12日と立春の日付は変わらないのに旧正月の日付が大きく異なるので疑問に思い、新たに2020年と2021年の新暦カレンダーを作り、二十四節気、月齢と旧暦の正月など日付を入れ、調べたところようやく納得しました。


新暦・旧暦対比表

2018年は立春 新暦2月4日(旧12月19日)、 春節 新暦2月16日(旧1月1日)
2019年は立春 新暦2月4日(旧12月30日)、 春節 新暦2月 5日(旧1月1日)
2020年は立春 新暦2月4日 (旧1月11日)、 春節 新暦1月25日(旧1月1日)
新暦2020年は旧暦の閏年で新暦5月23日の新月の日に閏月(閏4月1日〜29日)を追加し13ヵ月とする。
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yaseta.hateblo.jp
2021年は立春 新暦2月3日(旧12月22日)、 春節 新暦2月12日(旧1月1日)
2022年は立春 新暦2月4日  (旧1月4日)、 春節 新暦2月 1日(旧1月1日)
2023年は立春 新暦2月4日 (旧1月14日)、 春節 新暦1月22日(旧1月1日)
新暦2023年は旧暦の閏年で新暦3月22日の新月の日に閏月(閏2月1日〜29日)を追加し13ヵ月とする。
2024年は立春 新暦2月4日(旧12月25日)、 春節 新暦2月10日(旧1月1日)
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二十四節気は太陽年の1年を24等分して指標化して旧暦に採用しているため、毎年、日付はかわりません(変わっても1日程度)。しかし、旧正月は月の満ち欠け(新月から次の新月まで)を1ヵ月とした1年12月で太陽年1年より日数が短いため、立春と旧暦1月1日は一致しなく、旧暦1月1日は太陽暦よりずれが生じ、毎年、変わることになります。
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旧暦は月の運行(新月-満月-新月)、新月をその月の1日として次の新月の前日までを日数(朔望月29.53日)を29日または30日を1ヵ月とし、1ヵ月?12(=354日)を基に作られた1年12ヵ月のカレンダー(太陰暦)です。
しかし、太陽の1年より約11日不足しますので年が経つほど日にちがずれ、季節がずれてきます。
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二十四節気表

そこで古代中国では太陽が周回軌道(黄道)を1周する1年を24分割し、二十四節気という指標が作られ、季節のずれを補正しました。
(立春(黄道経度315度)、春分(0度)、 立夏(45度)、夏至(90度)、立秋(135度)、秋分(180度)、立冬(225度)、冬至(270度)と現在では節気は正確に瞬間の日時まで観測されています。)
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二十四節気は太陽暦に基づいた指標を太陰暦に採り入れたため、太陰太陽暦と呼ばれるようになり、旧暦はカレンダーの日付でなく二十四節気や七十二候を参照して農漁業の作業や朝廷の行事を行っていました。
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太陰暦を使う旧暦は1年で約11日ずれます。3年で1ヵ月約33日ずれますので、3年に一回、1ヵ月(うるう月・閏月)を追加して、1年を13ヶ月とすることにより、新暦(太陽暦)の月日に近づけるように調整します。
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旧暦年に閏月を入れる方法:中気が月の初めや終りにくるとき季節とのずれが大きくなるため、その月の中気にうるう月を入れます。
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しかし、閏月を入れて旧暦を13ヶ月として太陽暦の月日に対し、29日先方ずらして季節調整したとしてもやはり差は残り、また、日数を重ねるごとに新しいずれが生じ、太陽暦の月日に対して並べている旧暦の月日はやっぱり、毎年変わることになります。

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