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雑感日記

全体最適値を求めた『仕組み創り』   雑感 

2020年07月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



★『岩手県』いま、コロナウイルス感染者ゼロで、話題である。 そんな『岩手県』など東北6県を私は担当していた。 旧い旧い時代だが、『実用車のカワサキの時代』? ? こんな車だった。?   当時、東北6県が最大の市場だったし、 岩手カワサキはダントツの『全国1位』の販売台数を誇っていたのである。 1972〜76までの4年間、私も未だ、30代前半、初めての営業経験だった。 実用車も売れたが、こんなC2SSもめちゃくちゃ売れたのである。 なぜ? それは当時東北6県は全国で最もモトクロスが盛んで、 このC2SSの仕様に関しては、 当時の東北の意見が大いに取り入れられていたのである。  当時のカワサキのモトクロスのファクトリーライダーたち、 山本・歳森・梅津・岡部・星野などは毎月のように東北にやってきていたのである。★そんな東北6県の中でも『岩手カワサキ』は群を抜いた実績だった。 その岩手カワサキの社長が久保克夫さんで、 私は久保さんから学んだことは多い。  なぜ岩手県などの田舎県が日本一を続けたのか? まさに、その販売システムというか、『久保克夫さんの力』だったと言っていい。 それはなんだったのか? ひとつは   『久保克夫さんと販売店の信頼関係』 もう一つは  『岩手カワサキ独特の仕組み』  だったと思う。  若い時に、私は久保克夫さんに会えて本当によかったと思っている。 1976年以降はカワサキも『スポーツのカワサキ』に脱皮して 私は大阪市場を担当することになるのだが、 そこで創った『カワサキ共栄会』や、日本で初めての『特約店制度』など すべて『久保克夫さんから学んだもの』なのである。 ★仙台時代、私は岩手カワサキの久保さんと一緒に行動することが多かった。 久保さんは運転がダメで、私が運転手で岩手県内の販売店廻りを一緒にして、 久保さんが、販売店に対してどのように対応されるのかを見せて頂いた。 久保さんは販売店を訪問しても雑談ばかりで、 『売ってください』などとは全く仰らないのである。 『売りたい』のは販売店の方だと言うのだが、これは間違いない。 人間関係は『貸し>借り』の関係でないと、その逆ではうまくいかないのである。  一般に『お願い』などするものだから、『借り>貸し』になってしまうのである。 販売店にはお願いなどせずに、 相手が『望むこと』を支援するのが、『いい信頼関係』を創る鉄則なのである。  そんな久保さんの販売店との対応場面を数多く見て、 こんな対応はその後の私の『人間関係の基盤』になっいて、 『頼まれたこと』はどんなことでもまず『断ること』はないように心がけている。     ところが、岩手県は南北200キロ、東西100キロもある大県なのである。 販売店を訪問するといっても、そんなに簡単ではないのである。 そんな販売店に社長が突然訪問するものだから、 販売店の方が恐縮してしまうのは、ヨコで見ていてよく解かった。 間違いなく『貸し>借りの関係』が成立するのである。 ★ もう一つの『仕組み』の話だが、 ちょっと専門的で、お解り難いかも知れぬが・・・ ●当時は全て『委託販売』の時代である。 ●今のような回収システムではなくて、なかなか現金にはならない時代 ●委託−販売ー売掛金ー手形ー現金化 と結構時間が掛かる ●数を売ろうとすれば、普通では大量の資金が寝る ●そのための『資金繰り』が大変で、 ●ちょっと油断すると営業外で赤字になってしまうのである そんな時代岩手カワサキは独特で、 ●実際は『委託』なのだが、 ●委託すると同時にその月から『売り上げに計上』し ●毎月『請求書』を発送する ●販売店としては即支払う訳ではないが、ずっと『貸して貰っている』ことになる ●従って売れると即『手形支払い』となるケースがほとんどで ●大量に売るのに結構『実質回転』はよかったのである 岩手カワサキ側の経理処理としては ●売上が経つので『利益が計上』されるのだが ●それは『引当金』を計上して相殺する ●売り上げが経っているので在庫からは消えているのだが ●在庫が『極小』になっても一切気にしない そんな『仕組み』になっていた。 そんな『岩手カワサキ独特の仕組みの創造』を非常に興味深く思っていて、 私の二輪経営は常に『独特の仕組み』の上に成り立っていたのである。★ 『いい仕組み』さえ創れたら、殆どいろんなことは解決できるのだが、 一番大事なのはTOPの立場での『全体最適値』を求めることである。  現在の国の『コロナ対策の仕組み』など見ていると、 部分最適値が優先されていて、上手く機能していないように思う。 日本の縦割り組織を見ていると、 各省の立場からの『部分最適値』ばかりが優先されて、 『全体最適値』になっていないことが殆どなのである。 国と地方との関係も明確ではないし、 日本の組織機能は、なかなかムツカシイ。  今こそ『全体最適値』を求めた『仕組み創り』が求められているのだが・・・・ ★50万人フォロワーのいる公式ツイッターです。?★雑感日記のEnglish Version です。?

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