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釣り師カッチャン

7月5冊(38)冊目は。 

2020年07月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


7月の5冊目は  遠田 潤子 さんの  「 冬雷 」  です。  内容・・・・・・・・・・・・・  大阪で鷹匠として働く夏目代助の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、因習が残る港町の名家・千田家に迎えられ、跡継ぎとして暮らしていたが、義弟の失踪が原因で、恋人も家族も失い、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと町に戻った代助は、人々の冷たい仕打ちに耐えながら事件の真相を探るが…。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    現在の生活環境で日々過ごしているが久しぶりに自分は昭和生まれと思い出した。 昭和の小さな村と同じように、村の伝統とは、人々の幸福を願ったり不幸を祓うための手段であるものがところが次第に伝統を遂行すること自体が目的となり、伝統が人々を縛り付けてしまう。その様な伝統が呪縛と化した町が舞台となっており、独自の慣習や閉塞感などが見事に描写されていた。 主人公を中心とした町の伝統に翻弄された人々のヒューマンドラマ的要素がメインとなって、伝統を盲信し事なかれ主義を貫く町の人々の描写や、伝統の犠牲になっていく主人公の心理描写や感情描写がよく理解できる。伝統やしきたりに翻弄される主人公には、血縁関係や親子関係といったテーマも内包していた。主人公の出自や町の伝統に関わる権威、血統がそれらのテーマに奥行を与えていた。 ・・・・読み進めていくとますますのめり込み、今回も一気読みとなった。遠田さんの著書をさら読破したくなった。・・・・に       

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