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たかが一人、されど一人

初志貫徹も考えもの 

2020年07月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

七夕の日に雨降りはやむを得ないとしたものだが、それにしても今年の雨はロマンもヘチマもあったものじゃない。昨年10月の台風19号は我が故郷長野に甚大な被害をもたらしたが、今回の集中豪雨が九州にもたらした被害は勝るとも劣らないかもしれぬ。報道で聞くところによれば熊本県球磨川は過去10年間で6回氾濫しているとのこと。流域の皆さんのご苦労は如何ばかりだ。18歳まで山国の長野育ちなので夏の川遊びの楽しい思い出が多いが、川も一旦牙をむくと大変なことになるのは分かっている。昔から心ある為政者は治水には相当意を用いてきているが、近年の治水に関する管理者の根本思想はどうなのか?もちろん治山も同じこと、為政者が考えるより河川工学を学んで入省した若い技術者任せでになっているのだろう。今の為政者は森羅万象何事も知らざること無しなんて言っているが、実際にはおつむが空っぽで何も考えていないようだ。従ってコロナもそうだが、天然自然への対応ではヘマばかり。周りを固める補佐官連中も東大出身の頭脳明晰な人材ばかりと聞くが、今どきの東大卒なんて弁解だけは一丁前だが、実戦には攻めも守りも役立たずばかりに見える。政府に比べると静岡県のトップ、川勝平太知事は学者上がりだけに流石にしっかりしている。同じ治水問題でのJR東海への対応は見上げたものだ。大井川の治水に問題が生じる恐れがあるので、この問題の解決が保証されない限りリニア新幹線工事は認めないと言っている。この発言の味噌は頭から「リニア反対」を言わないところだ。小生ならハナから「リニア絶対反対」で大騒するだろう。南アルプスのどてっ腹に穴を掘るなんてとんでもない。大井川の治水問題はさることながら、山の神の怒りに触れて何が起きるか分からないぞ。と言いたくなるほど南アルプスは美しい山並である。今から7、8年くらい前になるだろう、川勝知事が問題にしている地帯に入った時の感動が忘れられない。信州北部の山並みとは全く異なる大きく雄大な山々、初めて味わった山歩きの醍醐味。そんな場所に穴をほって無人の乗り物を走らせ、事故が起きたらどうしようというのだ。リニア新幹線プロジェクトはJR東海の事業と言っても国家事業と同じ、27年に名古屋までの第1期工事完成予定となっていたが、川勝知事の抵抗でこれは大幅に遅れることになった。新しい技術に飛びつきたい気持ちは分かるが、そろそろ諦めの潮時だろう。外国を礼賛したくないが、英仏で共同開発した超音速機コンコルドから撤退したり、仏が高速増殖炉を諦め核燃サイクルから撤退した勇気を見習うべきだ。

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