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金田博美、金田朋子

2020年6月13日山口新聞【東流西流】フィリピン合同慰霊祭 

2020年06月13日 外部ブログ記事
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雨音で目覚める。7日間の慰霊巡拝最終日に初めて雨となる。
フィリピン戦没者合同追悼式会場のカリヤラ地区「比戦没者の碑」へマニラから南東へ110キロ移動する。
 碑は日本庭園内に建つ。フィリピンで戦没した約50万人の日本人の慰霊碑だ。
障壁の中央にあり、障壁は戦没者を肉親が両手を広げて迎えているように見える。

雨にたたずむ日本庭園は、ここが日本から南へ遠く離れた熱帯の国であることをしばし忘れさせる。
 なお雨は降りやまず、参加者は会場のテント内で雨をしのぐ。数多く供えられた菊の花が雨粒で光ってきれいだ。
早めに会場入りした厚労省職員が、音響機材や国旗をぬらさないようにビニールシートで覆い、テントの屋根にたまった水を落とす作業をするほど雨が降っていた。
 降り続いた雨は、追悼式が始まり遺児代表あいさつの時にはやみ、全員が献花をする時には青空が広がって日が差し、追悼式が終わった時には虹が出ていた。
これで全ての現地追悼式が終わり、式の途中は一度も雨にぬれることがなかった。


 私は子どもの頃から、祖父は国の命令で戦い戦死したのに、空の骨つぼでは寂しく哀れだと感じていた。
碑の近くにあった小さな石をポケットに忍ばせる。
今、石はまだ仏壇に居る。

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