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加太大川の砲台跡 

2020年05月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:カメラ散策

今日の散歩は
ぼくの家から車で30分。
加太の要塞跡だ。

遊歩道入り口の駐車場は運よく空いていた。
そこから山に登る道だがレンガ敷の整備された道が続く。
この道はかつての日本軍が明治30年代につくった道である。
言うまでもない、この道の先にはレンガ造りの要塞があったからだ。

レンガ道を登ると急に開けたところが現れる。
そこには地下に降りる階段があり
降りてみると真っ暗なレンガ造りの地下室が現れる。
これがここの要塞の弾薬庫である。
さらに進むとレンガ造りのトンネルが2か所。
そこにも地下には先のより大きな地下弾薬庫がある。
それぞれの地下弾薬庫の横には円形の砲台跡が2個。
戦前の軍国主義時代の遺物である。
ここから海岸側に向かうと登先は絶壁になっており
その下は紀淡海峡である。
大阪湾へはこの紀淡海峡を通らねば入ることができない交通の要所である。
大阪湾の守りとしての要塞が築かれたということであろうか。
戦前はこの要塞があるためにこの付近の山は国道26号線から海岸まで厳重に民間人の立ち入りが禁止されてた場所である。

ここ和歌山の加太深山と淡路島の由良の間には友ヶ島があり
ただでさえ狭い紀淡海峡がさらに狭まっているところである。
鳴門海峡ほどではないがここでも大潮の時には小さいながら渦潮が発生する場所でもある。

要塞跡を見て二度と戦争をしてはならないという決意を新たにした。

海岸側の絶壁の上は平らな場所になっており何組かの人が訪れていた。

対岸には友ヶ島、淡路島が見える。
北の方には大阪湾を隔てて六甲の山が見える。
六甲の山がだんだん低くなって海に沈むところに
淡路島の山がだんだん低くなって海に沈み込む。
そこには明石海峡大橋のケーブルをかけるあの橋脚が見えた。

次に行ったのが
加太国民休暇村。
ここにも少しだけ要塞跡が残されている。
ホテルのロビーから紀淡海峡はよく見えた。

その後
加太の南にある田倉崎灯台に向かう。
岬に突き出した灯台へは結構きつい階段を上る。
白亜の灯台にはここは大阪に向かう海上交通の要所とあった。

今日の散歩は4400歩だった。



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